Natural Sleep 自然な眠りの部屋 〜 快眠日記

快適睡眠を考え、その実現のための寝具を提案しサポートするショップです。 良質な天然素材を使い、ヒトが本来持っている自然な眠りを実現をめざして、オリジナル寝具の開発や睡眠の研究に取組んでいる「眠りのプロショップSawada」の店主の取り組みや最新情報を紹介します。 手作りでお届けするオーダー羽毛ふとん、オーダー枕、マットレスやベッドなど、快適で安全に眠るための商品情報も提供しています。

パシーマに代わるピュアコットンのキルトケットとパッドシーツ

大変人気のパシーマ、品薄です

九州のメーカー龍宮さんが作っているガーゼと脱脂綿で作られたパシーマキルトケット、パシーマパッドシーツ。吸湿発散性に優れていて、眠りのプロショップでもおすすめの商品です。

 

医療用のガーゼと脱脂綿から生まれた商品で、赤ちゃんにも安全なエコテックススタンダード100のクラス1という安全性もあって、評判が良くロングセラーでした。眠りのプロショップではベビーの寝具をご購入の方には必ずおすすめしていた必須アイテムでした。

そして、昨年テレビで紹介されて人気に火が付き、今や品薄な状況が続いています。

残念ながらパシーマの脱脂綿はポリエステル混

パシーマは脱脂綿から生まれたといわれていますが、もともとのパシーマは綿100%ではなく、中わたにポリプロピレンが混ざっていました。私どもが10年以上前に本麻クール敷パッドの開発製造を始めたのも、パシーマで夏寝ると熱のこもりが気になったからです。これは、おそらくポリプロピレンの混合が大きな原因でなかったかと推測しています。実際、吸湿発散性や熱伝導性に優れた麻生地と麻わたで作った敷パッドは夏快適に使うことができるのです。

ところが今日パシーマの中わたは、キルトケットが綿85%ポリエステル15%パッドシーツに至っては三層構造の中わたのうち、上下は掛と同じ綿85%ポリエステル15%ですが、中央部は綿60%ポリエステル40%とポリプロピレンに代わりポリエステルとなり、その比率が高くなってしまいました。

ポリエステルを混ぜることによるプラス面はあるのかもしれません、しかし、できる限り天然素材にこだわりたい当社にとって、この仕様変更はどうも釈然としません。綿100%なら、土に還る生分解性があるのです。

綿100%の品を探したら、近くにあった

そこで綿100%でパシーマと同じ機能を持ったキルトケットやパッドシーツはないのか・・・と探したら、以前から親しく取引をしているメーカーにあったのです。灯台もと暗しです。

ピュアコットンのキルトケット

ピュアコットン・キルトケットは、両面が綿100%の二重ガーゼです。パシーマの一重ガーゼよりソフトで通気性に優れています。中わたは、医療用規格の綿100%の脱脂綿です。サイズは140×190cmとパシーマ(145×240cm)よりは一回り小さいのですが、お子さんや夏の使用がメインであることを考えると十分な大きさといえます。

価格は8,100円(税込)でパシーマ(7,020円)より少し高いのですが、これは両面に二重ガーゼを使っているためです。二重織は一重よりふわっと織られているので、風合いがより柔らかです。

ピュアコットンのパッドシーツ

表はキルトケット同様の二重織ガーゼですが、裏面は綿100%のブロードです。中わたは綿100%の脱脂綿ですので、パシーマのパッドシーツに比べると厚みはありません。

一方価格は7,560円(税込)とパシーマパッドシーツ(8,640円)より割安です。サイズは100×205cm、パシーマは両面ガーゼで、サイズも縮みをみて110×210cmに仕上げているのと比べると、ぎりぎりの仕上がりですが、その代わりに四隅にゴムが入っていますので、ずれたりすることがありません。裏面も綿100%ブロードなので、裏表逆で使うこともできます。

どちらが優れているか・・ではないが

パシーマとピュアコットン、使用上では優劣付けがたいところがあります。眠りのプロショップSawadaもピュアコットンを扱うので、パシーマは全面的に取り扱いを止めるということでもありませんが、私どもとしてはできる限り天然100%にこだわっていきたいと考えています。

お子さまは発汗量も多いのでピュアコットン(純綿)をおすすめ

特に乳幼児やお子さまは基礎代謝量が大人より多く、汗を多くかきます。これは成長ホルモン分泌と関連があり、暖かさよりも吸湿発散性を重視することが大切です。

パシーマはパシーマの良さがありますが、パシーマをご検討なさっているのでしたら、ピュアコットンのキルトケットとパッドシーツも選択肢で検討いただければと思います。

カビを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?

寝具のカビは1〜2月に多いのはなぜ?

毎年1〜2月に、特に敷寝具やマットレスからカビが生えたとご相談を受けることが多くあります。ご購入時には、カビ防止については念入りにご説明させていただいているのですが、それでも対策をうっかり忘れてというケースが多いようです。

カビの発生というと蒸し暑い梅雨時期などのイメージがありますが、寝具の場合は厳寒時期に多く発生します。冬は乾燥しているはずなのになぜ?と思われる方も多いと思いますので、そのメカニズムを説明しましょう。

気温が低いと結露しやすく、カビ発生の原因になる

相対湿度と絶対湿度のしくみを理解する

湿度には相対湿度と絶対湿度があります。一般に天気予報などで使われる湿度は相対湿度で%で表示されます。

一方、絶対湿度は空気中の水蒸気量をg/㎥で表します。飽和水蒸気量というのはある温度における空気が含むことができる最大の水蒸気量で、この状態が湿度100%といえます。

湿度がこの飽和水蒸気量を超えると結露をすることになります。この飽和水蒸気量は温度が高いほど大きくなります。つまり、同じ湿度でも温度33℃と温度10℃では飽和水蒸気量が4倍も違うのです。

布団が結露して、カビがはえやすくなるしくみ

下図をみてください。ヒトの体表面温度は32〜33℃、つまり寝ているときに布団の温度は33℃に近くなります。この時に快適といわれる湿度50%だとしますと、その状態での絶対湿度は0.016となります。起きて布団の温度がさがってくると、約21℃で湿度が100%つまり飽和水蒸気量一杯になります。さらに10℃まで下がると飽和水蒸気量は0.008になりますから、その差が結露、つまり液化して、布団が湿気るのです。

カビが生えやすくなるのは湿度80%以上。つまり気温が低い冬ほど、結露や湿度が高くなりカビが生えやすいのです。特に背中からの発汗が多いので、この部分は要注意です。

湿気が多い布団は入眠しにくい

さて、そのままの状態で夜になったとします。布団は湿度100%近く+布団の中に湿気があります。この状態で布団に入ると、ヒトの体温で徐々に温まってきますが、湿気が多いために、湿気を水蒸気化することに身体の熱量を奪われます。なかなか暖まりません。

眠りのしくみから、入眠するには最初に布団や身体は暖かい方が良いこと、最初の眠りで多く発汗することが分かっています。このことから湿気が多いと布団が暖まりにくく、発汗する汗を吸湿することが難しくなり、結果寝床内の湿度が上がって不快指数が高くなります。

布団を乾かすことが大切

上の図で、仮に乾燥機等を使って湿気を半分以下にしたとします。この時10℃で湿度は90%程度と仮定すると、寝具は快適ゾーン(寝室の温湿度)を通りながら33℃近くまで暖まります。つまり、湿気がこもったままの状態の布団とは、快適さがまったく違うのです。

有効なのは布団乾燥機です。最近は簡単にノズルだけで乾燥できるものが増えています。また、敷寝具の下に電気敷き毛布を使い、寝る前に温めて湿気を取り除く方法もあります。この場合、入眠と共に電気毛布は切るか、低温にします。

天然素材と天然素材が接する部分も要注意

天然素材は吸湿性があるため、眠りにとっては非常に有効な素材ですが、逆に素材が湿気を含むために天然素材と天然素材が接する部分はカビのリスクが上がります。通気性を十分確保することが大切です。

カビを発生させないためには

1.できるだけ高い位置で寝る(ベッドがおすすめ)

部屋の温度は床面が最も低く、上になるほど高くなります。冷たい床面に直接敷寝具を敷いて寝ると、湿気やすくカビが生えます。特に、水分の逃げどころの無いフローリングに密着度の高いウレタンマットレス、綿の敷布団などは顕著です。ベッドのように床面から上げることで結露しにくくなります。

2.床、あるいはベッドの床面と敷寝具の間に空気の層を作る

ナチュールフレックス

例えば上のように、中が空気層になったウッドスプリングは効果的です。当店オリジナルの3レイヤーマットレス兇眛睇構造が3層になっていて

一番下の部分は空気層の多い素材を使っているため、湿気のこもりがすくなくなります。

ハニカムシートなども空気層を作ってくれますので有効です。

すのこも良いのですが、木の面積が大きい物はスノコでもカビが生えますので要注意です。

3.吸湿素材を敷と床の間に敷く

吸湿機能のあるシートを、床の上に敷いて、その上に敷寝具を載せます。上のハニカムシートと同じような使い方で、湿気が多い部屋は併用した方がいいでしょう。

このような吸湿パッドはセンサーが付いていて、色が変わると目一杯吸ってしまったので、干すことが必要です。これを忘れると吸湿パッドいえども、機能を果たせません。

上の画像の場合、画像通り使う場合と、その下のマットレスとベッドの間に使う場合の2種類あります。どれが良いかは、お使いになる敷寝具やマットレス等によって異なりますので、ご相談下さい。

4.ふとん乾燥機、電気敷き毛布を使う

最近は簡単にノズルだけで乾燥できるふとん乾燥機が増えています。また、敷寝具の下に電気敷き毛布を使い、寝る前に温めて湿気を取り除く方法もあります。この場合、入眠と共に電気毛布は切るか、低温にします。

自前に布団を暖めておくと入眠もしやすくなります。

5.サーキュレーターをベッドの下に使う

昨今の住宅は高気密高断熱、ということは湿気が逃げにくい構造になっています。カビが生えやすい状況は、部屋の位置によっても異なってまいります。湿気やすいと思ったら、ベッドの下にサーキュレーターを使って、空気を循環させるようにしてください。夜うるさいと思ったら、昼間だけでもいいです。これは、冬だけに限らず年間試みてください。

カビ対策は何重にも慎重に

カビは一度生えてしまうとなかなか取れません。できるだけ、こまめに点検して、上記の対策を何重にも行ってください。見えないけどカビが生えていて、2〜3日で一気に増殖するというケースもあります。

上級健康睡眠指導士であり、快眠寝具の探求者。 眠りのプロショップSawada店主。睡眠科学を学び、快適な睡眠を得るための寝具を探求している。その厳しい目でオリジナル寝具の開発・販売を行う一方、ヨーロッパから原料や寝具を厳選して直輸入をする。…

快眠のための寝具の温度+湿度の関係を考える

快適な寝床内の環境は温度33℃湿度50%

日本睡眠環境学会において報告された数字です。厳密には敷寝具の背中部分となっています。ヒトの発汗は背中部分が最も多いため、特にその部分の湿度コントロールが重要であるということになります。

室内の快適ゾーンは17℃〜28℃

一方で住宅の快適ゾーンというものがあります。図ではオレンジの線で囲まれた部分で、室温17℃から28℃、湿度は40%〜70%の間です。中央値は温度22.5℃湿度55%です。

なぜ寝具の場合は33℃になるのか?

ところが寝具の場合は身体に直接当ります。ヒトの体温は36〜37℃(深部体温)、体表面温度は32〜33℃ですから、寝具自体の温度は最終的に体表面温度に平衡します。つまり、冷たい寝具であっても、明け方の起床前においては、寝具の温度は33℃になっているということです。だから、冬は室温が10℃以下なると考えると、布団からでにくくなってしまうわけです。

さて、この時に湿度が50%が快適とされていますから、湿度については室内も寝床内も同じと考えていいでしょう。そして、気密度の高い現代の住宅では、湿度のコントロールが重要になるのです。

速暖性:いかに素早く温度33℃に達するかが、寝具の保温力のポイント

寝具の保温力を考えるときに大事なのは、33℃の温度をキープできるかということに加えて、素早く33℃に達する=速暖性が重要ということになります。

速暖性その1:暖まりが早い素材を使う

カシミヤや、絡みの強いアイダーダウン・ステッキーダウンは暖まった空気を閉じ込めてくれるので、直ぐに暖まりやすい素材です。端的にいうとカシミヤ毛布とアイダーダウンの羽毛布団を使うと最強ということです。

速暖性その2:乾燥が早い素材を使う

湿気がこもりやすい素材、放湿性の悪い素材は、含まれる水分を放湿するために熱量をうばわれ、暖まるのが遅くなります。木綿に比べると、ウールや羽毛など動物性繊維の方が放湿性は格段に優れています。木綿は側生地で多く使われますので、できるだけ細番手の軽い生地の方が、生地に含まれる水分量が少ないので暖まるのが早くなります。

吸湿性がないので、湿度コントロールには難点がありますが、ポリエステル等の合成繊維は吸湿性が無いゆえに、速暖性もあります。

速暖性その3:予め暖めておく

ふとん乾燥機や電気毛布等を使い、寝る前に寝具を暖めておけば、湿気を取ることにもなり、暖めるのに体温を奪われることが少なくなります。特に、冷え性の方にはおすすめです。

速暖性その4:暖まった空気を逃がさない

せっかく身体の周りの空気を暖めても、すぐに逃げて行くようでは困ります。身体にフィットして、暖まった空気を逃がさないようにすることも重要です。

湿度50%をどのようにして実現するか

相対湿度と絶対湿度のしくみを理解する

湿度には相対湿度と絶対湿度があります。一般に天気予報などで使われる湿度は相対湿度で%で表示されます。

一方、絶対湿度は空気中の水蒸気量をg/㎥で表します。飽和水蒸気量というのはある温度における空気が含むことができる最大の水蒸気量で、この状態が湿度100%といえます。

湿度がこの飽和水蒸気量を超えると結露をすることになります。この飽和水蒸気量は温度が高いほど大きくなります。つまり、同じ湿度でも温度33℃と温度10℃では飽和水蒸気量が4倍も違うのです。

詳しくいうと絶対湿度には容積絶対湿度(g/㎥)と重量絶対湿度(kg/kgD.A.)があります。下で説明する空気線図などには重量絶対湿度が使われることが多いようです。詳しくはWikipedia

ヒトは睡眠の初期での発汗が大きい 吸湿発散性が重要

ヒトは最初の睡眠周期で「深睡眠」「成長ホルモン分泌」「発汗」の一番大きな山がきます。つまり、これらの発汗を吸湿した上で、湿度を50%にすることが必要です。一晩に発汗する量は季節や体質によって異なりますが、200〜300ccといわれています。となれば、この汗を吸湿発散するメカニズムが、特に敷寝具に求められます。

下図をみてください。ヒトの体表面温度は32〜33℃、つまり寝ているときに布団の温度は33℃に近くなります。この時に快適といわれる湿度50%ですが、その状態での重量絶対湿度は0.016となります。起きて布団の温度がさがってくると、約21℃で湿度が100%つまり飽和水蒸気量一杯になります。さらに10℃まで下がると0.008になりますから、その差が結露、つまり液化して、布団が湿気るのです。この場合カビのリスクが上がります。

湿気が多い布団は入眠しにくい

さて、そのままの状態で夜になったとします。布団は湿度100%近く+布団の中に湿気があります。この状態で布団に入ると、ヒトの体温で徐々に温まってきますが、湿気が多いために、湿気を水蒸気化することに身体の熱量を奪われます。なかなか暖まりません。

眠りのしくみから、入眠するには最初に布団や身体は暖かい方が良いこと、最初の眠りで多く発汗することが分かっています。このことから湿気が多いと布団が暖まりにくく、発汗する汗を吸湿することが難しくなり、結果寝床内の湿度が上がって不快指数が高くなります。

毎日、寝具の湿気を取り除くことが重要

逆に暖まる過程をみてみましょう。前日の睡眠で増えた湿気を取り除くことが重要です。 33℃50%のベストの状態の寝具が、夜には湿気そのままで10℃になったとします。このまま布団を使うと、布団の中の湿気(水分になっている分)を含めて、身体の熱で暖めながら湿気を逃がします。こうなると、布団の湿度は100%に近いまま、新たな発汗の分も合わせて暖めるのですが、時間がかかりますし、湿気が多いので快適ではありません。

ところが、寝具を乾燥させて湿気を半分以下にしたとします。そうするとオレンジの線で示されるように当初は湿度80〜90%あって、なおかつ発汗分を吸収しながらも、快適ゾーンを通りながら33℃50%へと向かいます。湿気がこもったままの布団とは快適さが全く違うのです。

もちろん、仮定のモデルとしてですが、毎日布団の湿気を取り除くことが、快適な睡眠のために必要なことがわかるでしょう。

ふとん乾燥機や電気敷き毛布をうまく使う

有効なのは布団乾燥機です。最近は簡単にノズルだけで乾燥できるものが増えています。また、敷寝具の下に電気敷き毛布を使い、寝る前に温めて湿気を取り除く方法もあります。この場合、入眠と共に電気毛布は切るか、低温にします。

羽毛布団には軽くて通気性の良い綿生地が最適

羽毛掛ふとんの場合は、中身の問題もありますが、どちらかというと生地の通気度と、軽さが、速暖性や吸湿発散性に大きく影響してきます。

一般的に羽毛布団に使う生地は、ダウンプルーフという吹き出し防止加工がなされているので、他の寝具に比べると通気性が良くありません。従来の綿100%の生地で通気度は1.3〜1.7cc/s程度がほとんどでした。最近の市販品には、ほとんどポリエステルやポリエステル混になっていて、通気度が0.7〜0.9cc/sのものが多く、蒸れやすい構造になっています。

通気度が2.5ccを超え、生地も細番手で軽量なものになると、通気性もアップして羽毛の良さを活かせるようになります。

上級健康睡眠指導士であり、快眠寝具の探求者。 眠りのプロショップSawada店主。睡眠科学を学び、快適な睡眠を得るための寝具を探求している。その厳しい目でオリジナル寝具の開発・販売を行う一方、ヨーロッパから原料や寝具を厳選して直輸入をする。…

店じまいセールを開催中です

当店は滋賀県長浜市の市街地中心部、今ではまちづくりの成功事例の一つと言われる黒壁の近くです。
今回、当店と隣のパウビルを含めた元浜町13番街区市街地再開発が進められることになりました。

それに伴い、1月末には現在の店舗を閉鎖し、2月末より長浜市神前町9-11 商品倉庫の場所に仮店舗を移動して営業を始めます。再開発の新店舗オープンは2020年9月ぐらいの予定です。
店舗正面2


長年の営業で、さまざまな在庫もあります。また、雑貨をやっていた頃の名残で雑貨や家具もいろいろと残っていますので、1月末まで店じまいセールを実施しています。ものによっては80%引の品もありますし、継続定番品も通常より割引率をアップして提供しています。

店じまいセールのお値打ち品リストはこちら
羽毛ふとんのお値打ち品リストはこちら

メールでのカウンセリングでも、同様の割引をいたします
メール info3@sleep-natura.jp  までお問い合わせ下さい

蒸し暑い日本の夏には、やっぱり近江ちぢみ

地元の伝統文化である長浜曳山祭
昨年末のユネスコ無形文化遺産登録記念に東京公演が行なわれました。さらに浅草神社で浅草こども歌舞伎との競演です。
長浜曳山祭のFacebookページをどうぞ

九州では豪雨、梅雨も開けていませんが、7/9の浅草寺はほおづき市もあって大変な賑わいで、温度も35℃と酷暑でした。自宅へ帰ってくるとバテバテです。

あまりに暑いので、リネンカバーと羽毛肌、リネンシーツを外して、近江ちぢみの本麻クール掛ふとん本麻クール敷パッドを出してきました。
40近江縮み敷きパッドイメージ4

リネン麻に比べても涼感がより一段アップします。
蒸し暑い夏には、昔から使われてきた素材の良さがはっきりとでますね。




アイダーダウンの羽毛布団を手づくりする

アイダーダウン羽毛布団を作る店主と長女

最高級アイダーダウン羽毛布団を手づくりする

羽毛布団の最高峰アイダーダックダウンを使った羽毛布団。眠りのプロショップSawadaもいままではカウフマン社など信頼のおけるメーカーのアイダー羽毛布団をお届けしてきました。

なぜ?その1 体質に合わせてオーダーができる

ほとんどのメーカーは、アイダーダウンを睡眠の解決法という考え方で作っているようには思われません。中の羽毛の量も0.8圈1.0圈1.2圓箸泙舛泙舛任后アイダーダウンは非常に保温性が高いために、体質に合わせた厚みでお客様に提案することが必要なのですが、そのようにはなっていません。

また、生地もシルクであったり、本来の羽毛の良さや睡眠環境を改善するというより、最高級品的な品づくりがされています。手づくりをすることによって、睡眠に最適な生地素材やキルティング、羽毛の量を選ぶことができます。お客様の体質や睡眠の状況、部屋の環境に合わせた提案ができるのです。これが第1の理由です。

なぜ?その2 あまりに偽物が実に多く出回っている

アイスランドのアイダーダウン産出量は年間2000堋度といわれています。1枚1圓箸靴2000枚がせいぜい。しかしながら、日本だけでも「アイダーダウン」が年間1万枚以上販売されているそうです。どう考えても合いません。実際、アイダーダウンとしてリフォームに持ち込まれる羽毛布団の中身に偽物が非常に多いのです。

加えて、天然素材には当たり前のことですがアイダーダウンにも品質のグレードがあります。ダウンに含まれるゴミを丁寧に取り除いて、良質のアイダーダウンを得るためには、信頼のおける良い原料メーカーを選ばなければなりません。

なぜ?その3 手づくりしたほうが安くできる

残念ながらアイスランド産のアイダーダックダウンは、ここ数年で再び高騰してしまいました。13年からすると2.5倍の価格です。そこで、製造直売することにより、さまざまな中間コストを省いて、800gのアイダーダウンでいうと、約20年前とほぼ同等の価格でお届けすることができます。

私たちの選択1:河田フェザーのアイダーダウン しかもナノクリスタル加工

原料メーカーは、品質では日本のトップともいえる河田フェザーを選びました。眠りのプロショップSawadaが最も信頼を置いている原料メーカーです。実際、他のメーカーのアイダーダウンと比べても絡みが強く、ホコリが少ないのが特徴です。

さらも、おそらく国内では他に例がほとんどないと思われますが、アイダーダウンにナノクリスタル加工を施しました。

 

さまざまな効果が期待できる抗酸化遠赤外線を発生します。

羽毛製品の河田フェザー株式会社の「ナノクリスタルダウン」ページです。ナノクリスタルダウンとは、「羽毛」「メゾ構造体」「テラヘルツ」といった3つの未開拓分野を組み合わせた技術を使用した羽毛です。

近赤外線等テラヘルツ効果もあります

羽毛製品の河田フェザー株式会社の「テラヘルツテクノロジー」ページです。テラヘルツ波は光(光線)と波(電波)の中間に位置する電磁波で、その両方の特徴を兼ね備えています。テラヘルツテクノロジーの特徴とは光のような直進性(一定方向に進む)と、共鳴(互いの波長波長が合うこと)により特定の分子や分子間の運動に吸収され、物質を様々...

私たちの選択2:超軽量でソフトな新入荷生地TE270 しかも完全立体キルト

 

軽さと身体へのフィット性を考えて、羽毛布団用生地には、ドイツWeidmann社のTE270羽毛布団生地を採用しました。生地重量が69g/屬函国産の平均的な綿100%の生地の約半分。通気性も6ccと十分あり、アイダーダウンの良さを最大限に生かします。

マス目間の移動がない、完全立体キルト仕上げにしています。それにもかかわらず、シングルの側重量はわずか600g。羽毛を800g入りの場合でも総重量1400gと超軽量に仕上がります。

しっとりとした肌沿いをご希望の場合は120/120サテン生地のAD200をおすすめします。TE270と同価格ですが、生地重量は700gと少し重くなります。(それでも通常のサテンより30〜40%軽量です)

側代+羽毛代で計算する納得の明瞭会計

羽毛布団の価格は側代+充填した羽毛代で計算するので明瞭会計です。異様に高い価格を付けて、大幅割引するような怪しい値付けはいたしません。

シングルサイズの羽毛布団側(TE270 又は AD200)価格は86,400円(税込)

ナノクリスタル加工のアイダーダックダウンの価格は108,000円/100g(税込)

キルティングは羽毛充填量によって最適なものを選びます。セミダブル・ダブル・クイーン・超ロングなどご希望のサイズと羽毛量でお届けできます。これはご希望で変更できますのでご注文時にご相談いただくか、前もってお問い合わせください。

編集
充填量キルト価格(税込)摘要
200g7×9 直 302,400初夏〜梅雨明け
300g6×7 2cm立体 410,400肌掛け
500g5×6 4cm立体 626,400合掛け
800g5×6 7cm完全立体 950,400中厚 一般的にはこれをおすすめ
1000g変形5×5 7cm完全立体1,166,400普通 寒がりの方に

自家製ゆえに、高機能でありながら価格も割安になっています。

アイダーダウンのリフォームもできます ご相談ください

リフレッシュマシンを持っていますので、アイダーダウンのリフォームもできます。

側生地 86,400円(税込 シングルの場合 他のタイプも選べます)

アイダーダウン用羽毛リフォーム加工賃 21,600円(税込 シングル)

足し羽毛 アイダーダウン 108,000円/100g(税込 シングルで100g程度)

足し羽毛にアイダーまでのレベルをお求めでない場合、ハンガリーシルバーグース95%460dp 12,960円/100g(税込)をお選びいただくこともできます。

リフォームご希望のお客様は、まずご連絡ください。

HOW TO MAKE アイダーダウン

アイダーダウンは絡みが強いので、通常の計量器を使った充填はできません。そこで二人がかりで充填作業を行います。

 

まず布団側を用意します。コンピューターを使って(エクセルですが)一マスあたりの充填量を計算します。衿元は多く、両サイドは少なくという充填にしています。5×6マスの場合、衿元は32gですが、両サイド中央部は22gになります。

 

計量器を使って一マスごと羽毛の量を計量していきます。計量がおわったら充填です。ゴミの少ない原料ですが、サイクロン充填機(下図)を使って、一気にでなく少しずつ充填します。

 

サイクロン充填機では、羽毛にゴミがあった場合に、それを取り除くことができます。完全立体キルトの場合、入れ間違えはできませんから、慎重に吹込みを行っていきます。

 

こんな感じです。生地が軽くて、平織なのに非常に柔らかい風合いなので、肌に吸い付くような仕上がりになります。動画でもご覧になってください。

一部の画像はアイスランドの羽毛メーカーstteran社、Sleepwell Kauffmann社より提供の動画より使用しました。

羽毛偽装から1年経って

ちょうど1年前 昨年5月に羽毛布団の産地偽装が新聞やメディアを賑やかせました。
フランス産と表示している羽毛に中国産を混ぜたりしていたのです。

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このおかげでテレビ「ひるおび」に出演する機会を得ましたので、私にはラッキーでしたが
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このようなことは長年慣習的に行なわれてきましたので、あれから1年経ってどうなったのかというと、正直実態はあまり変わっていません。もちろん、トレーサビリティはしっかりしてきたのですが、未だに怪しい羽毛が出回っています。

私にすると問題は産地がどうのこうのよりも、羽毛の質が良いか悪いかです。
高級産地ポーランド産であっても、羽毛の質が悪かったり、洗浄が不十分だとポーランド産と謳う意味がありません。一方、中国でも真面目に鳥を飼育して、ちゃんと洗浄して良質なものを提供する業者はいるのです。

大切なことは
★産地表示などに惑わされないこと
★本物を見抜く目

ただ、一般の消費者にとってみれば、羽毛はブラックボックス。有名メーカーだからといって、必ずしも安心できるわけでありません。
私どもが、羽毛布団を製造直売しているのも、お客様に確実なものをお届けしたいからです。

羽毛のセミナーに参加

先日、大阪でIDFLによる羽毛セミナーに参加してきました。
IDFLとはInternational Down and Feather Testing Laboratory  羽毛の検査を行なう会社です。本社はユタ州ソルトレークシティーで社長のWilf Lieber氏による講演です。
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基本的なことは理解していましたが、新しい情報や検査の実際などを学ぶことができ、有益でした。
一般には下記のようにダウン率やダウンパワー、ダック混入率、酸素係数、透視度などさまざまな指標を報告書にしてくれます。

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羽毛布団用生地の通気度についての考察

羽毛布団用の生地の特性の一つに通気度があります。

先日も新しく入荷したドイツ製生地の通気度検査を行なってきました。
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今回は、一度洗った場合にどの程度通気度が変化するかのテストです。 
通常羽毛布団用生地にはダウンプルーフという、羽毛が吹き出さないようにする加工がされています。洗濯をするとこのダウンプルーフが取れていくので、通常、通気度は洗濯するごとに上がっていきます。

羽毛の良さを活かすには通気度は高いほどいいのですが、逆に羽毛のゴミやフェザーなどが吹き出しやすくなります。このバランスが難しいんですね。ちなみに国産生地の場合サテンで3.5cc以下、平織で4cc以下となっています。

結局どうなったかというと
TE270(69g/屐.丱謄スト) 6cc → 10.0cc
TE200(75g/屐.丱謄スト) 5cc → 10.5cc
AD200(94g/屐.汽謄鵝法1.5c → 5cc

S9100(85g/屐.丱謄スト) 3.5cc → 3.5cc
WS8800(114g/屐.汽謄鵝法2cc → 3cc

上の3種類はドイツ製で、バティスト(平織)の2種類は元から通気性は良いので、ステッキーダウンなどかなりハイグレードの中身でないと使えません。洗濯後10ccなのでぎりぎりでしょう。
かつて吹き出しで困ったHEFEL6158リヨセルは洗濯前で10ccでしたからね。

サテンのAD200は初期が1.5ccで今一歩と思っていましたが、洗濯後は5ccでちょうど良いバランスです。国産のS9100とWS8800は洗濯後の変化が少なく、なかなか優秀です。 S9100の変化が少ないのは、今回のロットの場合工場で最初の仕上がりが4.5ccあり、3.5ccに落として欲しいというリクエストのため、一旦ダウンプルーフを落として再処理したためかもしれません。

参考までに 通常のハンカチは 154cc  140番手ラミー生地は 265ccあります。 
一般のカバー生地の計測は次回に

さて 手持ちの他の生地も通気度を測ってみました。
最近よく使われる綿20%ポリエステル80%のTTC生地は 予想通り 0.7cc しかありません。

意外だったのはゴアテックス加工生地です。
社員が使って「蒸れてしょうがない」という シルク生地にゴアテックス加工をした生地は1.6ccで、数字からはさほど悪くありません。お客様から、やはり蒸れるということでリフォームした時に取っておいた7〜8年使用されたゴアテックス加工生地は3.7ccと全く問題ありません。

どうも、通気度と蒸れ感は必ずしも一致しないようです。
私は日常的にHEFEL社5158というリヨセル綿混バティスト生地を使っています。通気度は7ccほどで、5年ほど使用しているので10cc近くまで上がっている可能性があります。通気性が良いので蒸れはほとんど感じません。一方ゴアテックス加工は数字からみると、ポリエステル混生地のように1cc以下ということは無く、数字的には問題無いようですが、「蒸れる」というお客様が少なくありません。

どうも、このあたりは 自然状態での通気性や透湿性と、強制的に風圧をかけたりする検査機との差があるのかもしれません。過去記事をご参照ください
http://natural-sleep.blog.jp/archives/51488306.html
 
まだまだ勉強が足らないなぁと感じます。 

最高級羽毛ベスト・オブ・ポメラニアン入荷

今年1月、ドイツ・フランクフルトで開催されたハイムテキスタイル見本市でカウフマン社に発注した羽毛、ベスト・オブ・ポメラニアン ステッキーホワイトグースダウンが入荷しました。

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ステッキーグースという、寒暖の差が非常に厳しい土地で育ったグースの羽毛から、絡みの強いダウンだけを手選別によって得られる貴重なダウンです。
最高級のアイスランド・アイダーダウンの次に位置する羽毛といっていいでしょう。

グースダウンは羽枝が外側に向かって出ているため、内側に向かうダックダウンに比べ絡みが出にくいと云われていますが、今年は久しぶりにしっかりした絡みのあるダウンに出会えました。

その羽毛が本日到着
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 ドイツで見た羽毛サンプル通りのしっかりした羽毛です。
ダウン率は93%表示、嵩高はIDFL基準で185mmというから450dp相当です。
原料見る限りでは95%と見て全く差し支えない状態でした。

絡みが強く期待できるダウンです。 
 
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ねむりはかせ

創業120年を迎える老舗のふとん屋の四代目
今までの「売れれば良いふとん屋」を脱却し、快適な眠りはどうあるべきか、そのための寝具はどのようにしたらいいかを日夜研究しています。
そのために、全国世界を訪ね歩き、試行錯誤の中からオリジナルの寝具を生み出してきました。

プロフィール画像はキャラクターデザイナー井上・ヒサトさんの作品 なまけもののネムタをご厚意で使わせていただきました。

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