Natural Sleep 自然な眠りの部屋 〜 快眠日記

快適睡眠を考え、その実現のための寝具を提案しサポートするショップです。 良質な天然素材を使い、ヒトが本来持っている自然な眠りを実現をめざして、オリジナル寝具の開発や睡眠の研究に取組んでいる「眠りのプロショップSawada」の店主の取り組みや最新情報を紹介します。 手作りでお届けするオーダー羽毛ふとん、オーダー枕、マットレスやベッドなど、快適で安全に眠るための商品情報も提供しています。

アイリッシュリネン100 最高級ハードマンズ生地登場

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フラックス(リネンの原料)の刈り取り(Terre de Lin)

最高峰ハードマンズ・アイリッシュリネン100

リネンの最高峰と云われるアイリッシュリネン。もちろん現在ではアイルランドでのフラックスの栽培もリネン糸の紡績も行われていませんが、その伝統を持つハードマンズ社の生地が眠りのプロショップSawadaオリジナルカバーとして登場します。

アイリッシュリネンの真実−ハードマンズ社のリネン
2016.4.12 一部修正・加筆 2016.4.23 一部修正 リネンの最高峰 アイリッシュリネンの現実 最高品質のリネン生地はアイリッシュリネンとして、アイルランドで生産されてきました。フラックスという植物(上の画像は北フ...

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軽量でソフト。おそらく最後の100番手広幅リネン生地

一般のリネン生地は30〜40番手のものがほとんど。その中で100番手という極細の糸を作るには、最高級のフラックス(リネン草)原料を厳選し、高度なノウハウで紡績することが必要です。この紡績のノウハウがハードマンズ伝統の技術なのです。

さらにこの細い糸を150cm巾以上の広幅で織るにも、高度な技術が必要です。現在定番で扱っている80番手の生地はアパレル用で130cm巾。シングルサイズ150×210cmのカバーを作るためには、両側に10cmずつのハギを足す必要があります。

この100番手生地は154cm仕上がりで、継ぎがありません。(セミダブル以上は継ぎが入ります)

現状の原料状況では、100番手の糸を紡績するのが非常に難しくなっており、しかも150cm以上の広幅を織るのは今後は無理と云われています。おそらく最後である生機である1100mのうち300mを当店オリジナルとして仕上げてもらいました。

色は 純白のホワイト、そして生成色のフラックスで、細番手の高級糸らしく、光沢のある良い風合いです。

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掛ふとんカバーで620gの超軽量

なにより特徴的なのは軽いこと。掛カバーの重量を計ってみると、オリジナルの40番手リトアニアリネンは1150g、ハードマンズ60番手は855g、ハードマンズ80番手は785gですが、この100番手は620gと超軽量仕上げになっています。

風合いもこの上なくソフトな仕上がりになっています。80番手を初めて扱った際に「これはすごい」と思いましたが、当然のことながら100番手はその上を行きます。

ご希望のサイズでお作りします

この最高級であるリネン生地は、決して安くはありません。しかし、眠りのプロショップSawadaではオリジナルで生地から調達するために、直販価格でできるだけリーズナブル価格をめざして、お届けします。

掛カバー(150×210cm)  54,000円

ピロケース(45×90cm)   8,640円

ベッドシーツやフラットシーツもご用意しています。ダブルやクイーンなどの特殊サイズも承りますので、ご希望の方はメールinfo3@sleep-natura.jpまでお問い合わせ下さい。

羽毛産地偽装の最新情報 2016.6

羽毛の産地偽装報道が出て約1ヶ月になった。

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この間テレビの「ひるおび」に出演するなど、周りは結構話題になったのだが、肝心の偽装についてはどうなっただろう。

改善されたのかというと、私の感覚からいえば「元の木阿弥」である。

大手の量販店などは、結構動きが速そうだ。会社としてのコンプライアンスがあるので、産地証明を出すようにするか、フランス産などの表示を止めるようにするかのどちらかである。原料メーカーは大変だったようだ。真面目な原料メーカーはともかく、怪しい原料を扱っていた会社は産地証明をごまかすしかないのだろう。(簡単にごまかせるところにも問題があるが)

一方、西川を始めとする製造卸業者は即日ホームページに日羽協の指定する通りちゃんとしています。と、これも横並びに掲示された。しかし、半数以上が偽装と指摘されているのに、それはないだろう、と思う。どうも、業界としては、臭いものに蓋をした感じが強い。

こんな状態だと、反って専門店の方が偽装がそのまま放置されてやばいのではないかと思う。 特に、比較的低価格ランクのフランス産云々はともかくとしても、卵を生むための親鳥である、と説明されているマザーグースは最高級ランクでの表示偽装となるから、品質重視の専門店でこれが一般的に行われていると、かなりやばいと思う。こちらを参照


私の店は、というと、今秋から産地表示による品名表示を止める方向で考えている。
例えば
ポーランド・マズーリアン ホワイトグース ダウン93% 440dpという表示を
ホワイトグース ダウン93% 440dp (ポーランド産) といった具合にである。
その代わりに Class−機Class−掘,箸い辰燭茲Δ淵哀譟璽品けを表示する予定だ。

これは、羽毛布団の良し悪しは産地でなく羽毛の質によるからで、良い羽毛であれば中国産であれ台湾産であれ問題はないからだ。逆に、産地をおおっぴらに書くことで、羽毛の本来の品質をぼやかすことになってしまう。

例えば、先日河田フェザーさんがお見えになった。ポーランドとハンガリーの羽毛がブレンドされた良い羽毛があるとのことだが、この場合原産地証明は取れない。かといって、440dpや430dpのパワーがあり、原産地証明の取れる通常のポーランド産よりもコストパフォーマンスが高いからだ。

私としては品物さえ良ければ、産地は関係ないのだから。

河田フェザーさんからは、いろいろな情報をいただいた。例えば、かさ高ダウンパワーdpは羽毛の良し悪しを判定する大きな要素だが、昨今はダックダウンでもパワーのあるものが増えてきた。本当にパワーがある場合もあるが、薬剤をコーティングしたりしてダウンパワーを偽装するケースも多いとのことである。
マザーダックはほとんどいないこと(居ないわけではないが、現場で区別できない) マザーグースも同様に、長期飼育羽毛と区別できないことなどなどだ。

真面目に品質の良い羽毛を




 

結局良い羽毛と、そうでない羽毛があるだけ(羽毛の産地偽装に関連して)

羽毛の産地偽装で業界がゆれています

羽毛ふとんの産地偽装とその背景について
フランス産と称する羽毛ふとんの多くが産地偽装であるという報道 5/7朝日新聞にフランス産羽毛の多くが産地偽装されているという報道がありました。業界では噂になっていたようで、自浄作用が働くのかどうか、興味を持ってみたいと思います。 ...

私のところにもお客様からお問い合わせがあったり、マスメディアからの問い合わせなどもいただいています。

もちろん、産地偽装をするという犯罪行為(法に抵触します)そのものは許されないことであり、業界人の1人として襟を正すことが大切です。これは羽毛だけでなく、他の素材にも起こりうることです。ちょっと前にはカシミヤ事件なんてのもありました。

今回の問題(というか以前からずっとなんですが)を整理すると

実際に良い羽毛が採れるイメージの良い産地を詐称したこと

これが問題になっています。それじゃあフランス産だったらなんでも品質が良いのかというと、当然天然素材ですから 「良いものも悪いものもある」 ということなんですね。

羽毛の品質を表すのにかさ高性があります。ダウンパワー(dp)という数値で、これが大きいと良い羽毛ということになります。比較的分かりやすい指標です。ダウンパワーについては日本羽毛製品協同組合(日羽協)のホームページに説明があります。

以前はダックダウンはダウンパワー値で380dpが限界で、一般的には350dpで良い方とされていました。フランスの場合、マスコビー種やそのハイブリッドであるミュラー種などが比較的ダウンパワーがあり、今日では400dpを超すダックダウンも出てきています。

実際私どもが使っている、フランス・ピレネー地方のホワイトダックダウンはミュラー種でダウンパワーも400dpあります。日羽協の企画でいえばロイヤルゴールドラベル相当になりますね。フランスは良い羽毛(ダックが中心)が採れる産地なのです。

360dpのフランス産と390dpの台湾産どちらが良いか?

私どもが仕入れている河田フェザーさんのリストにはフランス産は360dp〜410dpまであります。一方、台湾産は380〜390dp、産地無し(トレーサビリティが取れない・・おそらく中国)は340〜350dpです。もちろん、日本でも一番レベルが高い河田フェザーさんなので、無印でも340dpあるんですね。市場には300〜350dpクラスがほとんどでしょう。(300dp以上だとゴールドラベルが付けられるため)

私なら、360dpのフランス産を使うなら390dpの台湾産を使うでしょう。日本人はフランス産というと高級イメージを持つかもしれませんが、洗浄の状態等が同じなら390dpの台湾産の方が良い羽毛になります。

もちろん国内洗浄であることが前提

といっても中国や台湾で洗浄精製され日本に輸入される羽毛は、洗いが日本の水準より劣るものが少なくありません。となればダウンパワーだけで判断するわけにはいきません。ダウンパワーや透視度、酸素係数など羽毛の検査で得られるデータによって判別すべきと思います。

今回の問題は価格を安くするために、おそらく程度の低い中国産などの羽毛を使って、フランス産を称したということですが、上記のようなケースだったら、皆さんどちらを選択されるでしょうか? ここまで説明すれば「390dpの台湾産」とおっしゃるかも知れませんが、単純にネームだけを見るだけなら、「360dpのフランス産」を選ぶ方の方が多いのではないでしょうか? ここに、産地ブランド偽装の問題点があるのです。

私の店は羽毛の品質は400dpを最低ラインにしているために、400dpが得られるフランス産を選んだ、ということだけなのです。

本来、問われるべきは産地より良い羽毛かどうか

ポーランド産も同様です。非常に良い羽毛が採れる産地ですが、ポーランド産の羽毛が全て良いわけではありません。ポーランド以外であっても、丁寧に育てている個人農家からは、本当に良い羽毛を得ることができます。

本当は、良い羽毛と、そうでない羽毛があるということだけなのと思います。

自分で実際に羽毛ふとんを作っていると、産地や表示品質よりも、どれだけパワーがあるか、ゴミが少ないかということが重要であるということがよくわかります。

羽毛ふとんの産地偽装とその背景について

フランス産と称する羽毛ふとんの多くが産地偽装であるという報道

5/7朝日新聞にフランス産羽毛の多くが産地偽装されているという報道がありました。業界では噂になっていたようで、自浄作用が働くのかどうか、興味を持ってみたいと思います。

ヤフーニュースでの紹介されていますーこちら

他人事のようですが、私の店にとっては正に他人事です。当たり前のことですが、4年前からトレーサビリティの取れた羽毛に切り替えを行っておりましたし、もともと自分の店で製造直売しようとしたきっかけは、25年近くになりますが、羽毛の偽装がきっかけでした。

眠りのプロショップSawadaで販売している羽毛は産地の確実な安全なものだけです

スリープウェル・カウフマン社

現在、羽毛原料を調達している先は、オーストリアのスリープウェル・カウフマン社、日本の河田フェザー、そして中国産のステッキーダックダウンをスポットで使っています。

カウフマン社は世界でも一二を争う羽毛原料ベンダーです。毎年1月ドイツ・フランクフルトで開催されるハイムテキスタイル見本市において、メッセスペシャルと呼ばれる限定の、特に絡みが強いステッキーホワイトグースダウンを輸入しています。

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極上の羽毛 カウフマン社のメッセスペシャル
極上の羽毛 カウフマン社のメッセスペシャル羽毛 それは衝撃ともいえる出会いだった もう20年近く前のこと、「どこかに本当に良い羽毛ってないでしょうか?」 とあるヨーロッパから寝具を輸入している小さな商社の人に聞いたら、カウフマン社を...

河田フェザー株式会社

河田フェザーも日本のトップベンダー。日本の羽毛の歴史を作ってきたといってもいいメーカーです。20年以上原料を扱っていますが、品質の良さと安定は抜群です。鈴鹿山系の軟水で洗浄しているために、非常にきれいな羽毛です。

河田フェザーも4年前から、トレーサビリティの取れた確かな羽毛だけを扱うとされており、当店もそれに準じています。永年扱っていたシベリアンスノーホワイトグース450dp、ハンガリーホワイトグース400dpについては、トレーサビリティの確保ができないため扱いを中止しました。もちろん原料自体は非常に良いものだったのですが、周辺国原料などの混入が疑われるためです。

このトレーサビリティはダウンパスと呼ばれます。ダウンパスについてはこちら

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さらには、有害物質のない安全な羽毛であることを保証するエコテックス100規格クラス1を取得しており、赤ちゃんでも安全な羽毛です。

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現在は ポーランドホワイトグース440dp、ハンガリーシルバーグース440dp、台湾ローマンホワイトグース400dp、フランスピレネーホワイトダック(ミュラー種)400dpを扱っています。いずれもトレーサビリティの取れた羽毛です。

ということで、原料については店主が自ら厳しくチェックしています。ご安心下さい。

ずっと前から続いている悪しき商習慣

実はこのようなことは以前から公然の秘密として行われてきた部分があります。もちろん業界も是正に取り組んできたものの、相変わらずのいたちごっこです。15年前2001年の状況は

2001年羽毛原料輸入実績

2001年羽毛原料輸入実績

この時点でも中国・台湾からの羽毛輸入量が圧倒的で、ハンガリー・ポーランド合わせても6〜7%しかありません。しかし、市場では実に多くの羽毛ふとんがヨーロッパ産と表示されていました。

産地だけでなく、ダウン率や、鳥の種類偽装までが横行していたので、日本羽毛製造協同組合(日羽協)は毎年羽毛ふとんの試買を行い中身の現状を発表する(といっても業界向けだけ)と同時に、日羽協が発行するゴールドラベルの発行停止などの処分を行ってきました。

2002年日羽協試買テスト

2002年日羽協試買テスト

2003年日羽協試買テスト

2003年日羽協試買テスト

このように毎年のように、ダウン率違反、羽毛表示違反がそこら中で行われてきました。ただ、産地については今回のようなテストができないために「疑わしい」としかいえなかったのです。実際羽毛の輸入先を見れば一目瞭然で、もちろん中国・台湾経由でヨーロッパ産が入ってくることもありますが、その途中が怪しいわけです。平均単価を見てもらえば一目瞭然ですね。

2012年頃からの羽毛高騰がさらに引き金に

特に2012〜2013年には羽毛が高騰しました。ライブ・プラッキングが禁止されたこともありますが、グースは2倍、ものによっては3倍以上の価格になってしまいました。この状況は現在でも変わりません。グースは高いままで、ダックは以前より少し高い程度になっています。

その結果増えたのがグースへのダックの混入です。それと、それまでポーランドやハンガリーのダックダウンってほとんど出回っていなかったにもかかわらず、それまでハンガリーグースと称していた(これ自体結構怪しいものが多かった)呪縛から逃れられないのか、ハンガリーダック、ものによってはハンガリーマザーダックなどという意味不明な羽毛が多く出回るようになりました。(ハンドプラッキング:手摘みが禁止になったために、マザーダックがあったとしてもと殺後にしか羽毛は得られないので、通常潤沢に出回るなどありえないのです)

これは、中国や台湾の羽毛業者が、「ポーランド産ですよ」「ハンガリー産ですよ」「マザーグース、マザーダックですよ」と謳えばそのまま表示してしまうという悪しき商慣習があり、逆に言えば、羽毛ふとんメーカーがそれらの業者にそのような表示を暗に促していた、あるいは業者が忖度して表示していたなどが考えられます。

安かろう悪かろう

羽毛は農産物です。良いものは手間暇をかけ、じっくりと育てています。よほどの理由が無い限り大幅に安くなるなんてあり得ないのです。しかも、良質の羽毛の量は限られています。そうでなくてもダウンジャケットなどアウターの需要が多いなかで、使う量が多く単価を安くしなければならない寝具では、量販店などで良質の羽毛を安く大量に手配できる状況ではないのだと考えます。

この報道がきっかけになって、本来の業界のあるべき姿に戻って欲しいと思います。

枕より敷寝具を優先すべき理由

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何度も同じようなことを書いてますが、まだまだ理解いただいていない方が多いようなので

身体に合わせた枕だと快眠できるのか?

半分イエスで半分ノーです。上の図を見てください。これは仰向け寝の場合ですが、背骨のラインは立位=立った状態と同じが理想です。もちろん、全ての人がそうというわけではありませんが、基本的な考え方として認識してください。

すると寝姿勢のポイントになるのは主にA(頭頂) B(頸椎) C(肩・肩甲骨) D(腰部) E(臀部)となります。このうち枕が担当するのはAとBです。枕の役割は、立位と同じ寝姿勢が取れて、気道の角度が自然になってスムースに呼吸ができるようにすることといえます。それ故Bの頸椎高とAの頭頂高を調節するわけです。

残念なことに世の中には、まだまだ誤った枕の使い方をしている方が少なくありませんから、枕の高さを調節しただけで、改善するという方もあります。しかし、根本的な解決にならないのはA,Bの枕だけでなく、C,D,E全体としてバランスが必要と言うことは図からわかると思います。

特に肩こりの解消にはA−B−C全てのバランスを考えることが求められます。B〜Cの連携が重要となるのです。

敷寝具を先に決めることを優先すべき

このことから、まず脊椎を支えるC−D−E、つまり敷寝具を先に決めておくほうが優先されるのだということがわかるでしょう。

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このように、敷布団の硬さが変わると、必要な枕の高さが変わってきます。いくら頸椎高を細かく計っても、緻密にオーダー枕を作っても合わないことがある、ということになります。

横向き寝はさらに難しい

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横向き寝はさらにやっかいです。BとCの落差が大きいので、仰向け寝に対して横向き寝は高い枕が必要となります。さらに、背骨(脊椎と頸椎)が横から見て真っ直ぐにするためには、出っ張りのある肩と臀部をうまく受け止めることが求められます。

横向き寝で硬い敷寝具を使って肩こりに困っているという人は、Cの肩に圧迫がかかることが原因と考えられます。硬い敷寝具だと肩の出っ張りを受け止めることができません。当然肩の一部に体圧がかかりますから、それを支えるべく肩のまわりの筋肉が始終緊張を強いられます。

実際にヒトは仰向き寝や横向き寝を繰り返すことが多いので、仰向き寝と横向き寝の両方ともバランス良く支えることが求められるのです。私たちがウッドスプリングをおすすめする理由もここにあります。

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なぜ枕からすすめたがるのか?

以上のような理由で枕より敷寝具選びを優先すべきだということがご理解いただけると思います。しかし、世の中にはまずオーダー枕で枕から改善しましょうという寝具店が多いのです。なぜでしょう?

それは枕の方が敷寝具より安価で、しかも枕が話題になることが多いため、寝具の入り口としてのハードルが低いからです。「まず枕からとっかかりを作ろう」という指導をしている寝具メーカーさんも多いのです。(寝具メーカーさんは敷布団が中心で、ベッドも含めた総合的な解決メソッドを持っていないということも理由の一つになります)

しかし、これでは快眠の為と良いながら、物売りの域をでません。私たちは小手先で無く、本当の快眠ソリューションを提供していきたいと考えています。ですから、「枕が欲しいんだけど、どんなのが良い?」といわれても、カウンセリングの結果「まず敷寝具を改善して、それから枕を合わせましょう」とお帰りいただくことも少なくありません。

もちろん、ちゃんとした敷寝具やマットレスは枕よりずっと高価になりますから、すぐ結論を出していただくのは難しいと思います。それでも、快適な睡眠への第一歩は敷寝具(マットレス)からです。将来の健康に向けての投資と思っていただければ、と考えています。
 

避難所の寝具をどうするか?

この度の熊本・大分地方の地震で被災された方には、お見舞いを申し上げます。

さて、避難所の様子がテレビで映し出されますが、毎回同じような状況になってしまっています。
ただでさえストレスがかかっている中で、少しでも体調を保つには睡眠環境を少しでも整えていくことが求められます。

「そんなこといわれても、それどころじゃない。食べ物さえ十分でないのに」とお叱りを受けることは承知の上で、長期化した場合にどうするか考えてみたいと思います。
映像を見ていると、敷布団を1枚敷いている方はまだいい方で、毛布を体育館の床に敷いて寝ている方も少なくありません。ここで問題になってくるのは、夜の冷えと、下が硬いところで眠るリスクです。 

結論から言えば、敷を少なくとも2枚重ねましょう。体温が床へ逃げるのをふせぎ、体圧分散ができるようになって、身体にかかる物理的ストレスを和らげます。硬いところで寝ると寝返りが増え、結果的に睡眠が浅くなります。さまざまな精神的ストレスがかかっていますから、夜はできるだけ良い睡眠をとりたいものです。

体育館などはホコリも立ちやすいので、本当は簡易ベッドがおすすめです。
長浜市が地元の新江州さんと災害時の提供について連携されるというニュースが伝わってきました。

藤井長浜市長、寝心地を確認
このようにすることで、さらに睡眠環境が改善されます。たとえ30僂任眈欧ら上げることにより、保温性が上がり、お年寄りにとっては立ち上がりなどが楽になります。また、プライバシーも少し守られやすくなるのです。
この上に通気性の良いマットレスとウールの敷の2枚敷をするのがベストでしょう。

といっても被災地ではそこまで揃えにくいとは思いますが、睡眠の悪化は、健康の悪化につながりますから、十分に配慮していきたいものです。

実はこのベッド、廃棄が楽なので単身赴任や下宿など短期間使用にもぴったりです。当店でもテストをして、扱っていく予定をしています。


 

アイリッシュリネンとハードマンズ社

リネンに足をつっこんでから、ずいぶんになる。

リネンの最高級品の代名詞、アイリッシュリネンとは一体何なのか?
実はアイルランドには、農場も紡績工場も製織工場も残っていない。唯一、アイリッシュリネンの代表的な紡績メーカーであったハードマンズ社の名前が継続され、それがアイリッシュリネンとして販売されている。

アイリッシュリネンと呼ばれた、最高級リネンの品質の伝統を継ぐ製品はあるのか。
私なりに調べて整理したのが、こちらの内容である。

下のハードマンズ社の画像をクリックしてご覧いただきたい。
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本家に使っていただければ本望といっておこう

私どもでオーストリアより直輸入しているリラックス社のウッドスプリング。
オーストリアのリラックス社のホームページではドイツ語や英語ののページはあるのだが、日本語はないので、ちゃんと説明したホームページを作っている。Adobe MUSEを使った自作であるが・・・
それがこちら
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で、久しぶりに本家のホームページを見てみた。ナチュールフレックスというウッドスプリングのページを見ると、どこかで見たような図が使われている。
本家のホームページのナチュールフレックス 

私が作ったナチュールフレックスのページ
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そう、この図(以下3点)が同じなのだ。これは、ナチュールフレックスの調節方法を説明するために、手間をかけてIllustratorで作ったものだ。
そのままパクられたわけで、クリエーター的には若干複雑な気持ちなのだが・・・声ぐらいかけとけよな、Helbert。
しかし、こちらの作った説明イラストを本家が認めてくれた訳で、悪い気はしない。
マットレスのところでも、体圧分散図を使われたりしていて・・まぁザルツブルグで晩飯おごってくれたので、許してあげよう。

ということで、リラックス社のホームページには私のイラストが使われているという自慢話。


 

ホームページを全面リニューアルしました

店主より

眠りのプロショップSawadaのホームページを全面リニューアルしました。

新しいサイトは http://www.sleep-natura.jp  です。
旧サイト natural-sleep.com  も残っておりますが 、古い情報も多いので数ヶ月で閉鎖することといたします。

なおオーストリアから直輸入しているリラックス社のウッドスプリングやラテックスマットレスなどの紹介サイトは 新しく作っていますので、こちらもご覧ください。


よろしくお願い申し上げます。
 
P.S.今回は当初プロにお願いしようと思っていたのですが、見やすさを考えて、途中でメニュー構成とかが結構変わっていきますので、結局WordPressを使って自分で作ることになりました。
 ですので、不具合やバランスがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
 

羽毛ふとんリフォーム専用の新しい側が仕上がり

羽毛ふとんの新品を作る側と、リフォームに使う側は基本的には同じでいいのだが、今シーズンはリフォーム専用の側を用意することにした。
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 SE100と呼ばれるこの羽毛生地は、もちろん国産の綿100%
超長綿である新疆綿を使用した軽量の生地だ。100番手単糸のツイル織で重量は98g/屐通気度は1.78ccで洗濯後2.6ccというから、丸洗いにも対応している。昨年まで継続してきたS5900に近い生地だ。

なぜ今年からそうなったのかというと、昨年末から投入した眠りのプロショップSawadaオリジナル生地S9100は85g/屬箸気蕕坊變未覆里世、通気度が3.2ccもある。羽毛の良さを活かすために、ぎりぎりまで通気度を上げているのだ(国内の規格だと平織は3.5ccまで)。その反面、ファイバー(羽毛ゴミ)が多い羽毛だと羽毛ゴミが生地から吹き出てくる可能性がある。
新品の場合は、チェックした羽毛を入れるので問題ないのだが、リフォームの場合は羽毛の質をコントロールできないので、安全を取って通気度を少し抑えめにした側生地にしたということだ。

この側生地の仕上がりを待っていたリフォームのご注文があって、早速仕上げてみたが、ツイル織りの柔らかさがでて、まずまずの仕上がりだ。



 
livedoor プロフィール

ねむりはかせ

創業120年を迎える老舗のふとん屋の四代目
今までの「売れれば良いふとん屋」を脱却し、快適な眠りはどうあるべきか、そのための寝具はどのようにしたらいいかを日夜研究しています。
そのために、全国世界を訪ね歩き、試行錯誤の中からオリジナルの寝具を生み出してきました。

プロフィール画像はキャラクターデザイナー井上・ヒサトさんの作品 なまけもののネムタをご厚意で使わせていただきました。

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