Natural Sleep 自然な眠りの部屋 〜 快眠日記

快適睡眠を考え、その実現のための寝具を提案しサポートするショップです。 良質な天然素材を使い、ヒトが本来持っている自然な眠りを実現をめざして、オリジナル寝具の開発や睡眠の研究に取組んでいる「眠りのプロショップSawada」の店主の取り組みや最新情報を紹介します。 手作りでお届けするオーダー羽毛ふとん、オーダー枕、マットレスやベッドなど、快適で安全に眠るための商品情報も提供しています。

睡眠環境学会 川島先生が来られました4

89cd4f7b.jpg日本睡眠環境学会の事務局をされている川島先生が長浜へ来られました。

滋賀県東北部工業技術センター主催の「快適な睡眠のための寝具の開発技術」という技術普及講習会の講師として、3時間の講演をお聞きしました。

川島先生は寝具の性能表示について取り組んでこられたのですが、性能の指標化についてはまだまだ遅れています。現在提案されている指標のうち、保温性や耐久性、軽さについては概ね確実なところが得られますが、快適さを実現するための弾力性、吸湿性、あるいは放湿性や透湿性などは静的なデータは得られているものの、急激な発汗などに対応するための動的なデータは非常に難しいのです。

また、いい性能=眠りが深いとは必ずしもいえません。性能はあくまで目安にしか過ぎないからです。眠りの質はどのようにすれば向上するかを確認するための、臨床実験はまだまだ不足です。
私どもにしてもお客様のカウンセリングを行いながら、さまざまな提案をさせていただくのですが、これらは過去の経験データを元にしており、なかなか数値化するには道のり遠しです。

しかしながら、感覚だけでモノを売ってきたのがいままでの寝具業界、それだけに怪しげなふとんを売る業者が絶えません。できるだけ科学的なデータに裏付けられた、快眠への処方ができるようになれば、と思います。

今回いただいた資料で興味深かったのは「詰めすぎの羽毛ふとんはかえって保温力が低下する」ということでした。

TIPS:暖かい羽毛布団の使い方3

上に掛けるのではなく、トンネル状にすること

暖かいといわれる羽毛布団は、キルティングや使い方によってずいぶん暖かさが違います。今回は寒い冬を暖かく眠るためのTIPS(豆知識)。

羽毛布団を上から掛けるだけだと寝返りをしたときなどに、布団が浮いてしまい中の熱が逃げてしまいます。掛布団の役割は体温で温まっている体周辺の空気を逃がさずに最適な温度を保つことですから、いくら嵩があるふとんを使っていても、肩口から暖かい空気が逃げていては保温はできません。

羽毛布団を上に掛けて、両側を敷布団に抑えるようにしてトンネルを作ってください。これが暖かく眠るコツです。毛布を使う場合は肩口をふくめ体に巻きつけるようにしてください。ただ、吸湿性の悪い素材(アクリル等)で行うと、湿気がこもりすぎてふとんの不快指数がたまりますので要注意。おすすめはウールボアタイプの毛布ですね。カシミヤも吸湿発散性にすぐれているのでいいですね。

トンネルを作るには本当は横5マスキルティングが有効です。また羽毛が入りすぎている布団は却って体にフィットしない場合がありますので、その場合は毛布を併用してください。

毛布以外にも真綿ふとんなどはフィット性が高く有効と思われます。

ヨーロッパレポート4:向こうのベッド事情4

0dcec1c8.jpgここ数年ハイムテキスタイルに出展するベッドメーカーが少なくなっていたので、今年はケルンで行われている家具見本市へ初めて足を伸ばした。

ケルンといえば大聖堂(DOM)+オーデ・コロンが有名だが、旅の友に塩野七生の「ローマ人の物語」文庫17〜20を持って行ったので、ケルンや宿泊したマインツがしょっちゅう出てくるのが興味深い。

予想通り、スプリングのマットレスはほとんど無し。3年前のパリの家具見本市ではもうちょっとあったけど、今回はものの見事に無い。ベースとなるウッドスプリングも実に多彩なバリエーションが出ていた。

ソファにも共通するのだが、「寝ころがってリラックス」というのが一つのキーワードといえるだろう。マットレスにスピーカーを組み込んだもの、リクライニングと薄型テレビをトータルで提案するものなど、ベッドはリビング化し、ソファは寝室化するかのようだ。

日本だと比較的有名な「マニフレックス」や「センベラ」なども向こうのブースではどちらかといえば脇役だ。

フュスラーネストのアドリアン・フュスラー社長にお会いする【画像】。新しく出た4モーター式のリクライニングベッドを説明していただいた。
エルゴフレックスのプロナチューラのブースはちょっと離れたところにあったが、新製品を説明していただいた。

ヨーロッパレポート3:ヨハネスカウフマン社のダウン5

b9b68b49.jpgドイツに行くのはヨハネスカウフマン社のダウン、それもメッセスペシャルと呼ばれるハイムテキスタイルだけに出品される産出量の少ない高品質羽毛が目当てである。

ヨーロッパにも多くの羽毛メーカーがあるが、ヨハネスカウフマン社はその中でも品質において一頭地を出ていると云って良い。ハイムテキスタイルの会場内をくまなくまわって原料を見てみると、その判断の正しさが裏付けられることだろう。

そのメッセスペシャルはブースの奥まったところに展示しているのだが、今年は例年出ていたヴァルダイ産がホワイト・シルバーともに無い! そのかわり、アークティック(北極圏内)の素晴らしいダウンに出会った。価格も良いが、アイダーを除けばこれだけの原料は滅多にない。聞けば100kgしか採れないという。なんとか20kgをお願いしてきた。1kg計算で20枚分しかないが、入荷が今から楽しみだ。シルバーグースはブランブラン産がとくに良い出来で、価格も手ごろである。これもオーダー。

こればかりは現品を見ながら判断をするしかないのだが、今年は満足できるものが得られたと思う。

ヨーロッパレポート2:哲学の小道 【ハイデルベルグ】5

「人生を良き眠りとともに」

15日(日曜日)は翌16日のビラベックの工場見学に備えてハイデルベルグ泊まり
中世ドイツ、ファルツ選帝候の居城でもあるハイデルベルグ城とドイツ最古の歴史を誇るハイデルベルグ大学のまち、アルトハイデルベルグとして有名な観光地でもある。

街を流れるネッカー川の端を渡った向こう岸にゲーテも歩いたという「哲学の道」がある。登りは風情のある小径だが、坂がけっこうあって思索どころではない。おまけに陽はあたっているものの、気温は氷点下。しかし、坂を登り切るとハイデルベルグ市街を一望することができる。

そこから、いろいろ考えながら歩くうちに出てきたのが冒頭のフレーズである。
健康のために眠りが必要である、と日頃お客様に訴えているのだが、そうだ、豊かな人生にとって良き眠りが必要なのだ、とあらためて気付かされたのであった。さすがは哲学の道だけある。

御利益と思ってレンガのかけらを拾って持って帰ってきた。

今回のツアーは同業の大分のいとしやさんの大杉君、桑名の帯屋さんの稲垣君というその道のプロフェッショナルと多くをご一緒したのだが、議論の中ででることは、「専門店には哲学が必要なのだ」という原点であった。

夜はビラベック社長のエアマートさんと夕食。ごちそうさまでした。

ヨーロッパレポート1 ヴィクトリア・アルバート博物館4

ロンドン+インテリア というとコンランショップに代表されるコンテンポラリーでユニークなショップたち、というのが通り相場かもしれないが、やはりここはイギリスのアールヌーボーの旗手、クラフト&アーツ運動のウィリアムモリスを挙げたい。

そのウィリアムモリスみたさに訪れたロンドンのヴィクトリア・アルバート博物館。大英帝国華やかりし頃の室内装飾具の膨大なコレクションにびっくりしてしまった。ファブリックのコレクションは13世紀頃からのものが多数揃っており、自由に取り出して見ることができる(もちろんさわれないが・・・)。それ以外にもタペストリーや絨毯のコレクションなど、インテリアを志すならぜひ見るべきだろう。
残念ながらモリスの部屋はクローズドだったが、すごい、すごいと興奮してしまった。

その後は近くにあるコンランショップ本店を見て(新しい名古屋店を含め、ハンブルク店以外は全て見たけど、東京新宿が一番かな)、リージェントストリートのリバティへ。ここのチューダー様式の建物は何度来ても良い雰囲気。セールなのだが、旅の始めにラグマットを買うわけにも行かない(しかもポンドが高い(泣))。あの吹き抜けを見ながらアフタヌーンティーができればこの上ないが・・・

でもロンドンって物価が高い。セールの価格でこんなもんかな、という感じ。地下鉄が3ポンド(600円!)にはびっくりしてしまった。パブで食べるフイッシュ&チップスでも最低6ポンド(1200円)。おいおい。

ヨーロッパより帰ってきました5

フランクフルトで開催された寝装インテリアの総合見本市ハイムテキスタイル、ケルンで開催されたimm cologne国際家具見本市、そしてビラベック社の工場見学から帰ってきました。

ハイムテキスタイルは今回で5回目、正直慣れてきて初回ほどの感動はないものの、寝装やインテリアの動向を見るには欠かせません。心配された羽毛の価格も「今年は今のところ大きくは影響が出ていません。ただし、来年以降は鳥インフルエンザの問題で不安定要素がかなり大きくなりますね」とのことで、今年も良い原料を手に入れることができました。(詳しくはあとで)

ケルンの国際家具見本市は初めて、目的は、ずばりベッドの動向を見るためです。予想通り、ベッドはウッドスプリング+ラテックスマットレスというのがメインで、それも機能的に向上したものが出されていました。電動リクライニングタイプは会場の主役で4モーター式でより細かく調整できるタイプが見られました。
しかし、11号棟のモダン・トレンドゾーンはイタリア家具が中心で、木・メタル・ガラス・ファブリック等ありとあらゆる素材を使いながら、それぞれが個性あるモダンインテリアをプレゼンテーションしていましたが、これは十分に見応えがありましたね。

ビラベックの工場は2回目、原料と管理の良さはさすがで、今回は工場自体でできるだけゴミを出さない工夫をしているのが印象的でした。

まだ、眠いんだけど まず第1弾

これでいいのか?カシミヤ

ここ数年カシミヤが急激に安くなっています。たしかユニクロがカシミヤのセーターを格安で売り始めたのが最初と記憶しているのですが・・・

そんなわけで、猫も杓子もカシミヤ・・・内モンゴルではカシミヤの大増産です。
牛肉と同じように、カシミヤもグローバリーゼーションの波にのまれてしまうのでしょうか?農業が企業化して、じっくりと育てる個人農家はだんだん少なくなる。大増産の反面草地が少なくなって砂漠化する、いろいろな弊害が生まれてきます。

これでいいんでしょうかね?

なぜ自然な眠りの専門店なのか

「自然な眠りの専門店って面白いですね」といわれることが良くあります。

最初のきっかけは「エコロジー」からでした。
今も粗大ゴミの筆頭にふとんが上げられています。昔はわたを打直してリユースして使ったのに、固わた敷ふとんが出た頃から、リユースもリサイクルもできないふとんがやたらとあふれてきたのです。グリーン購入とか4Rといった言葉を教えてもらっていた1999年、ふとんもグリーン購入に取り組めないか、と環境の指標づくりを始めました。

ところが、いくら環境に良くても寝具としての機能が満たされなければなりません。一番最初に基準を作ったときは、分別も再利用もできないふとんが多すぎて途方に暮れました。

それから、眠りの研究をしていくと、動物である人間はポリエステルなどの合成繊維より天然素材の方が気持ちよく眠れるということがわかってきて(当たり前の話なんですが)、「天然素材なら再利用できなくても生分解することで環境に対する負荷は少ないんじゃないか」という結論に達しました。

さらに、良質の天然素材というものは長く使えるのです。カウフマン社のダウンやビラベック社のウールは長く使えて、買い換えが少なくて済むのです。コストもエネルギーもかかるリサイクルより、良いものを長く使うリフューズやレデュースの考え方を重視したのです。

良質な天然素材は長く使えて、環境への負荷が少なく、なおかつ、快適に眠れる。それは人間本来が持っている眠りのリズムを作るものだ
天然素材(ナチュラル・マテリアル)と
自然な眠り(ナチュラル・スリープ)から
自然な眠りの専門店「ナチュラルスリープ」のコンセプトが生まれたのです

あけましておめでとうございます5

2006年も開けました。あけましておめでとうございます
ナチュラルスリープ−自然な眠りの専門店さわだは今年もより快適な眠りの実現に向けて取組んでまいります。
今年もよろしくお願い申し上げます。

というわけで、できるだけリアルタイムに情報提供を行うために、元旦よりブログを始めることにしました。

とはいえ、まだまだブログの使い方がよくわからないので・・・順次内容をコラム的にアップしていこうと思います。感想をお聞かせいただくと大変にうれしいです。

どんな取り組みをしているかは、ホームページをご覧になって下さい。
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ねむりはかせ

創業120年を迎える老舗のふとん屋の四代目
今までの「売れれば良いふとん屋」を脱却し、快適な眠りはどうあるべきか、そのための寝具はどのようにしたらいいかを日夜研究しています。
そのために、全国世界を訪ね歩き、試行錯誤の中からオリジナルの寝具を生み出してきました。

プロフィール画像はキャラクターデザイナー井上・ヒサトさんの作品 なまけもののネムタをご厚意で使わせていただきました。

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