Natural Sleep 自然な眠りの部屋 〜 快眠日記

快適睡眠を考え、その実現のための寝具を提案しサポートするショップです。 良質な天然素材を使い、ヒトが本来持っている自然な眠りを実現をめざして、オリジナル寝具の開発や睡眠の研究に取組んでいる「眠りのプロショップSawada」の店主の取り組みや最新情報を紹介します。 手作りでお届けするオーダー羽毛ふとん、オーダー枕、マットレスやベッドなど、快適で安全に眠るための商品情報も提供しています。

2006年12月

Lorch社製羽毛リフレッシュマシンがやってきた5

9b4eb28f.jpgドイツからLorch社製の羽毛リフレッシュマシーンがやってきた。
12/5に20フィートのコンテナで到着。どうやったらこんなにうまく詰め込めるの、というぐらいに、コンパクトに収まっていた。

組み立てはLorchのマシーンの熟練者であるDieter Nuener氏が、監督と導入指導のためにHermann Pfromer氏の2人が来ていただいた。元ドイツにあったこのマシン(中古)を分解しコンテナに入れたのはDieterなので手際よく作業を進めていく。ただ、彼はドイツ語しか話さないので、大学時代に習ったはずのうろおぼえのドイツ単語を並べてコミュニケーションをとるのみ。

Hermannはヨハネスカウフマン社の新工場の設計を手がけた技術者で、日本の大手の羽毛メーカーのサービスも行っている。刺身と熱燗が好きというちょっと変なドイツ人。

Lorchは世界中の羽毛の洗浄機と選別機のほとんどに導入されており、今回のリフレッシュマシーンはそのミニ版ともいえる構造である。羽毛については知り尽くしているメーカー製故に、生の原料も洗浄可能という高い性能だ。機械は20年落ちの中古なのだが(新品は高い!)あまり使われてなかったそうで非常にきれいである。

キカイは羽毛の洗濯機と乾燥&除塵機と選別機からなる。古い羽毛ふとんでフェザーの多い場合でも、フェザーなどを選別できるので便利だ。

いままでのキカイはスチーム洗浄のみだったために、汚れのひどい羽毛をちゃんと処理することが難しかったのだが、これにより、製造からリフォームまで世界最高レベルのサービスをお届けすることができるのである。

最初のレム睡眠時の寝床内の湿度コントロールが決めて

良質な眠りを得るための寝具の条件とはなんだろう?
睡眠学会や睡眠環境学会を含め、いろいろな情報や体験からだいたいのことが判ってきた。まだ「仮説」の段階ではあるが、披露してご意見をいただきながら詰めていきたいと思っている。(いままでに書いたこととダブっているかも知れないが・・・)

すなわち
1:最初のノンレム睡眠時に成長ホルモンが一番多く出る
2:成長ホルモンは代謝と疲労回復を司っている重要なホルモンだ
3:ノンレム睡眠が深いほど(=徐波睡眠)成長ホルモンが多く出る
4:ノンレム睡眠が深くなるにつれ発汗が増える

つまり 良質な眠りを得るには
最初に深いノンレム睡眠(徐波睡眠)を得ることによって、十分な成長ホルモンの分泌が得られ、以後の睡眠のリズムが組立てられる。このときにおこる急激な湿度変化をうまくコントロールできる寝具が必要とされるのである。

もし、発汗に応じて寝具がうまく吸放湿してくれないと、湿度がの増加とともに不快情報が増えて、その結果、ノンレム睡眠が深くならないのではないかと思われるのである。

この時の寝具に要求されるキーワードは
1.吸放湿性 2.通気性 3.官能性ということになるだろうか・・・
livedoor プロフィール

ねむりはかせ

創業120年を迎える老舗のふとん屋の四代目
今までの「売れれば良いふとん屋」を脱却し、快適な眠りはどうあるべきか、そのための寝具はどのようにしたらいいかを日夜研究しています。
そのために、全国世界を訪ね歩き、試行錯誤の中からオリジナルの寝具を生み出してきました。

プロフィール画像はキャラクターデザイナー井上・ヒサトさんの作品 なまけもののネムタをご厚意で使わせていただきました。

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