横浜のお客様からのご注文があって、久しぶりに近江真綿振興会の北川茂次郎さんを訪ねました。お年を召していらっしゃいますが、かくしゃくとして元気なご様子です。
今回はお子様用にオーガニックコットンの生地を使い、国産生まゆの真綿ふとんを作ります。せっかくなので、縫いもオーガニックコットンの糸、とじは絹糸で行うことになりました。
かつては湖北地方のあちらこちらに桑畑があって農家で養蚕が盛んに行われていたのですが、現在ではほとんどみることがありません。そこで、現在では繭は愛媛県産で滝本さんという良い養蚕農家で育てているもので、餌となる桑の質が良いので、安定して良い品質の繭ができるそうです。
近江真綿の特徴は正方形の角真綿です。残念ながら近江手引き真綿として売られている真綿のほとんどが、真綿は中国産のものです。国産のものと比べてみるとはっきりしていますが、中国ものは1枚1枚が厚さが不安定なのに対し、国産は均一でちゃんとしています。
1枚の角真綿は4枚に分けられるのが本来ですが、中国産はばらばら。通常は約6個の繭から1枚をつくり、それを4枚重ねて1枚分の角真綿となります。すなわち24個の繭が要るという事ですね。それが1枚7〜8gぐらいです。実際にはこの真綿を何百回もひっぱり重ねて真綿ふとんを作るわけですから、大変な工程です。
整理すると 近江真綿といっても
1. 中国産角真綿
2. 国産乾燥繭
3. 国産生まゆ
と、グレードが違うのです。生まゆの方が柔らかく、へたりにくいといわれます。
さらにこの上に
4. 国産黄金生まゆ
と呼ばれる 黄金色の特上の真綿があるのです。
近江真綿の良さを体感するのなら、3.国産生まゆがおすすめですね。生地も一般に出回っているシルクサテンではすべるので、オーガニックコットンやガーゼなど体にフィットしてやさしいものをおすすめしています。
今回はお子様用にオーガニックコットンの生地を使い、国産生まゆの真綿ふとんを作ります。せっかくなので、縫いもオーガニックコットンの糸、とじは絹糸で行うことになりました。
かつては湖北地方のあちらこちらに桑畑があって農家で養蚕が盛んに行われていたのですが、現在ではほとんどみることがありません。そこで、現在では繭は愛媛県産で滝本さんという良い養蚕農家で育てているもので、餌となる桑の質が良いので、安定して良い品質の繭ができるそうです。
近江真綿の特徴は正方形の角真綿です。残念ながら近江手引き真綿として売られている真綿のほとんどが、真綿は中国産のものです。国産のものと比べてみるとはっきりしていますが、中国ものは1枚1枚が厚さが不安定なのに対し、国産は均一でちゃんとしています。
1枚の角真綿は4枚に分けられるのが本来ですが、中国産はばらばら。通常は約6個の繭から1枚をつくり、それを4枚重ねて1枚分の角真綿となります。すなわち24個の繭が要るという事ですね。それが1枚7〜8gぐらいです。実際にはこの真綿を何百回もひっぱり重ねて真綿ふとんを作るわけですから、大変な工程です。
整理すると 近江真綿といっても
1. 中国産角真綿
2. 国産乾燥繭
3. 国産生まゆ
と、グレードが違うのです。生まゆの方が柔らかく、へたりにくいといわれます。
さらにこの上に
4. 国産黄金生まゆ
と呼ばれる 黄金色の特上の真綿があるのです。
近江真綿の良さを体感するのなら、3.国産生まゆがおすすめですね。生地も一般に出回っているシルクサテンではすべるので、オーガニックコットンやガーゼなど体にフィットしてやさしいものをおすすめしています。