羽毛布団のリフォームの価格は、私の店の場合3〜4万円が平均的な価格だ。市場には2万円以下でリフォームをするところもあるが、国産の超長綿100%の側生地を使い、羽毛を直洗い、通常より1.5倍の時間をかけ5段階で除塵を行い、オゾン加工で殺菌脱臭、という内容からすると、かなりリーズナブルな価格であると思う。
リフォームに持ち込まれる羽毛布団は60番手以上の超長綿であることが多いから、ポリエステル混やガサガサの生地を使用していては、確実に寝心地は損なわれる。
さて、お客様からは「3~4万円もするのなら、新品を買うことができるじゃない」といわれることも多いのだが、さてどうなのか。
リフォームする前の10〜15年前の羽毛布団の中身がグースでダウン率90%、側地が80番手のサテンだったとしよう。 この10年間でグースダウンの価格は3倍近くアップしているから、同等品の新品を求めようとするとまともなものは10万円は必要だ。手ごろな価格だとほとんどポリエステル混の生地にダックダウンとなる、というかコストからいうとそうならざるを得ない。
となれば、3〜4万の新品と、元の羽毛がそこそこしっかりしているものをリフォームするのでは答えは明快だ。リフォームすべきである。
もちろん羽毛の状況によっては、買い替えをおすすめすることになるが、その場合は30年後まで考えて、中身のしっかりしたものを選んでいただきたい。良い羽毛は何回リフォームしてもかなりなレベルで回復する。実際に毎日リフォームをしているとよくわかる。
安物を使い捨てることは、もうやめようではないか。長く使って再利用する、賢い選択と賢いゼイタクをしていただきたいと日々願うのである。
リフォームに持ち込まれる羽毛布団は60番手以上の超長綿であることが多いから、ポリエステル混やガサガサの生地を使用していては、確実に寝心地は損なわれる。
さて、お客様からは「3~4万円もするのなら、新品を買うことができるじゃない」といわれることも多いのだが、さてどうなのか。
リフォームする前の10〜15年前の羽毛布団の中身がグースでダウン率90%、側地が80番手のサテンだったとしよう。 この10年間でグースダウンの価格は3倍近くアップしているから、同等品の新品を求めようとするとまともなものは10万円は必要だ。手ごろな価格だとほとんどポリエステル混の生地にダックダウンとなる、というかコストからいうとそうならざるを得ない。
となれば、3〜4万の新品と、元の羽毛がそこそこしっかりしているものをリフォームするのでは答えは明快だ。リフォームすべきである。
もちろん羽毛の状況によっては、買い替えをおすすめすることになるが、その場合は30年後まで考えて、中身のしっかりしたものを選んでいただきたい。良い羽毛は何回リフォームしてもかなりなレベルで回復する。実際に毎日リフォームをしているとよくわかる。
安物を使い捨てることは、もうやめようではないか。長く使って再利用する、賢い選択と賢いゼイタクをしていただきたいと日々願うのである。
