毎年1月にドイツ・フランクフルトで開催されるハイムテキスタイル見本市は、ヨーロッパで最大のカーテンなどのインテリアファブリックや寝具の展示会だ。

今年で16回目にもなるだろうか、毎年の恒例行事でもある。といっても最初の頃は物見遊山の域をでなかったのだが、最近は取引先も増え、そこでの商品選択が年間の大きな要素になるため 、商談にかなりな時間をつぶすことになる。

今回も、カウフマン社の最もレベルの高いステッキーグースダウンを始め、今までにない手触りのカシミヤ毛布であったり、多くのブースを結構時間をかけて回ることになった。

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カウフマンの最高級羽毛+社長と

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スイスビラベック、ダウニーのサンドロ社長と

特に羽毛については数年前から禁止になったライブプラッキング(生きた状態で毛の採取をすること)だが、そのことの是非はおいて、鳥が健康でハッピーな状態で育成する、あるいは、どこで卵が採れ、どの農場で育てられて、洗浄分別されたかというトレーサビリティをちゃんとしていくという傾向が非常に強くなっている。

オーガニックであったり、有害な物質を含まない、製造工程において環境に負荷をかけたりしない、フェアトレードである、などは当たり前の世界になろうとしている。
残念ながら日本ではこの動きはまだまだだが、企業の社会的責任を全うするためにも、今後はこのような取組が必須となってくる。

そんな流れを強く感じた今回の展示会である