Natural Sleep 自然な眠りの部屋 〜 快眠日記

快適睡眠を考え、その実現のための寝具を提案しサポートするショップです。 良質な天然素材を使い、ヒトが本来持っている自然な眠りを実現をめざして、オリジナル寝具の開発や睡眠の研究に取組んでいる「眠りのプロショップSawada」の店主の取り組みや最新情報を紹介します。 手作りでお届けするオーダー羽毛ふとん、オーダー枕、マットレスやベッドなど、快適で安全に眠るための商品情報も提供しています。

羽毛布団

アイダーダウンの羽毛布団を手づくりする

アイダーダウン羽毛布団を作る店主と長女

最高級アイダーダウン羽毛布団を手づくりする

羽毛布団の最高峰アイダーダックダウンを使った羽毛布団。眠りのプロショップSawadaもいままではカウフマン社など信頼のおけるメーカーのアイダー羽毛布団をお届けしてきました。

なぜ?その1 体質に合わせてオーダーができる

ほとんどのメーカーは、アイダーダウンを睡眠の解決法という考え方で作っているようには思われません。中の羽毛の量も0.8圈1.0圈1.2圓箸泙舛泙舛任后アイダーダウンは非常に保温性が高いために、体質に合わせた厚みでお客様に提案することが必要なのですが、そのようにはなっていません。

また、生地もシルクであったり、本来の羽毛の良さや睡眠環境を改善するというより、最高級品的な品づくりがされています。手づくりをすることによって、睡眠に最適な生地素材やキルティング、羽毛の量を選ぶことができます。お客様の体質や睡眠の状況、部屋の環境に合わせた提案ができるのです。これが第1の理由です。

なぜ?その2 あまりに偽物が実に多く出回っている

アイスランドのアイダーダウン産出量は年間2000堋度といわれています。1枚1圓箸靴2000枚がせいぜい。しかしながら、日本だけでも「アイダーダウン」が年間1万枚以上販売されているそうです。どう考えても合いません。実際、アイダーダウンとしてリフォームに持ち込まれる羽毛布団の中身に偽物が非常に多いのです。

加えて、天然素材には当たり前のことですがアイダーダウンにも品質のグレードがあります。ダウンに含まれるゴミを丁寧に取り除いて、良質のアイダーダウンを得るためには、信頼のおける良い原料メーカーを選ばなければなりません。

なぜ?その3 手づくりしたほうが安くできる

残念ながらアイスランド産のアイダーダックダウンは、ここ数年で再び高騰してしまいました。13年からすると2.5倍の価格です。そこで、製造直売することにより、さまざまな中間コストを省いて、800gのアイダーダウンでいうと、約20年前とほぼ同等の価格でお届けすることができます。

私たちの選択1:河田フェザーのアイダーダウン しかもナノクリスタル加工

原料メーカーは、品質では日本のトップともいえる河田フェザーを選びました。眠りのプロショップSawadaが最も信頼を置いている原料メーカーです。実際、他のメーカーのアイダーダウンと比べても絡みが強く、ホコリが少ないのが特徴です。

さらも、おそらく国内では他に例がほとんどないと思われますが、アイダーダウンにナノクリスタル加工を施しました。

 

さまざまな効果が期待できる抗酸化遠赤外線を発生します。

羽毛製品の河田フェザー株式会社の「ナノクリスタルダウン」ページです。ナノクリスタルダウンとは、「羽毛」「メゾ構造体」「テラヘルツ」といった3つの未開拓分野を組み合わせた技術を使用した羽毛です。

近赤外線等テラヘルツ効果もあります

羽毛製品の河田フェザー株式会社の「テラヘルツテクノロジー」ページです。テラヘルツ波は光(光線)と波(電波)の中間に位置する電磁波で、その両方の特徴を兼ね備えています。テラヘルツテクノロジーの特徴とは光のような直進性(一定方向に進む)と、共鳴(互いの波長波長が合うこと)により特定の分子や分子間の運動に吸収され、物質を様々...

私たちの選択2:超軽量でソフトな新入荷生地TE270 しかも完全立体キルト

 

軽さと身体へのフィット性を考えて、羽毛布団用生地には、ドイツWeidmann社のTE270羽毛布団生地を採用しました。生地重量が69g/屬函国産の平均的な綿100%の生地の約半分。通気性も6ccと十分あり、アイダーダウンの良さを最大限に生かします。

マス目間の移動がない、完全立体キルト仕上げにしています。それにもかかわらず、シングルの側重量はわずか600g。羽毛を800g入りの場合でも総重量1400gと超軽量に仕上がります。

しっとりとした肌沿いをご希望の場合は120/120サテン生地のAD200をおすすめします。TE270と同価格ですが、生地重量は700gと少し重くなります。(それでも通常のサテンより30〜40%軽量です)

側代+羽毛代で計算する納得の明瞭会計

羽毛布団の価格は側代+充填した羽毛代で計算するので明瞭会計です。異様に高い価格を付けて、大幅割引するような怪しい値付けはいたしません。

シングルサイズの羽毛布団側(TE270 又は AD200)価格は86,400円(税込)

ナノクリスタル加工のアイダーダックダウンの価格は108,000円/100g(税込)

キルティングは羽毛充填量によって最適なものを選びます。セミダブル・ダブル・クイーン・超ロングなどご希望のサイズと羽毛量でお届けできます。これはご希望で変更できますのでご注文時にご相談いただくか、前もってお問い合わせください。

編集
充填量キルト価格(税込)摘要
200g7×9 直 302,400初夏〜梅雨明け
300g6×7 2cm立体 410,400肌掛け
500g5×6 4cm立体 626,400合掛け
800g5×6 7cm完全立体 950,400中厚 一般的にはこれをおすすめ
1000g変形5×5 7cm完全立体1,166,400普通 寒がりの方に

自家製ゆえに、高機能でありながら価格も割安になっています。

アイダーダウンのリフォームもできます ご相談ください

リフレッシュマシンを持っていますので、アイダーダウンのリフォームもできます。

側生地 86,400円(税込 シングルの場合 他のタイプも選べます)

アイダーダウン用羽毛リフォーム加工賃 21,600円(税込 シングル)

足し羽毛 アイダーダウン 108,000円/100g(税込 シングルで100g程度)

足し羽毛にアイダーまでのレベルをお求めでない場合、ハンガリーシルバーグース95%460dp 12,960円/100g(税込)をお選びいただくこともできます。

リフォームご希望のお客様は、まずご連絡ください。

HOW TO MAKE アイダーダウン

アイダーダウンは絡みが強いので、通常の計量器を使った充填はできません。そこで二人がかりで充填作業を行います。

 

まず布団側を用意します。コンピューターを使って(エクセルですが)一マスあたりの充填量を計算します。衿元は多く、両サイドは少なくという充填にしています。5×6マスの場合、衿元は32gですが、両サイド中央部は22gになります。

 

計量器を使って一マスごと羽毛の量を計量していきます。計量がおわったら充填です。ゴミの少ない原料ですが、サイクロン充填機(下図)を使って、一気にでなく少しずつ充填します。

 

サイクロン充填機では、羽毛にゴミがあった場合に、それを取り除くことができます。完全立体キルトの場合、入れ間違えはできませんから、慎重に吹込みを行っていきます。

 

こんな感じです。生地が軽くて、平織なのに非常に柔らかい風合いなので、肌に吸い付くような仕上がりになります。動画でもご覧になってください。

一部の画像はアイスランドの羽毛メーカーstteran社、Sleepwell Kauffmann社より提供の動画より使用しました。

羽毛偽装から1年経って

ちょうど1年前 昨年5月に羽毛布団の産地偽装が新聞やメディアを賑やかせました。
フランス産と表示している羽毛に中国産を混ぜたりしていたのです。

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このおかげでテレビ「ひるおび」に出演する機会を得ましたので、私にはラッキーでしたが
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このようなことは長年慣習的に行なわれてきましたので、あれから1年経ってどうなったのかというと、正直実態はあまり変わっていません。もちろん、トレーサビリティはしっかりしてきたのですが、未だに怪しい羽毛が出回っています。

私にすると問題は産地がどうのこうのよりも、羽毛の質が良いか悪いかです。
高級産地ポーランド産であっても、羽毛の質が悪かったり、洗浄が不十分だとポーランド産と謳う意味がありません。一方、中国でも真面目に鳥を飼育して、ちゃんと洗浄して良質なものを提供する業者はいるのです。

大切なことは
★産地表示などに惑わされないこと
★本物を見抜く目

ただ、一般の消費者にとってみれば、羽毛はブラックボックス。有名メーカーだからといって、必ずしも安心できるわけでありません。
私どもが、羽毛布団を製造直売しているのも、お客様に確実なものをお届けしたいからです。

ドイツ新着羽毛生地の通気度を検査する

羽毛布団用生地にとって通気性は、快適な睡眠のために欠かせない要素です。

車で5分のところに滋賀県東北部技術センターがあり、ここではフラジール式の通気度検査機がありますので、格安で利用することができます。

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ここで、昨日納品されたドイツ製の新着生地の通気性を試験してきました。
通気性は生地の端と中央部では微妙に、場合によってはかなり異なりますので、両端と中央の3カ所で測定します。


結果は
TE270 69g/屬離丱謄ストは 6.0cc/s
TE200 75g/屬離丱謄ストは 5.0cc/s
AD200 94g/屬離汽謄鵑蓮1.5cc/s
S9100 85g/屬離リジナルバティストは 3.5cc/s

厳密に言うと中央部と端では通気度が微妙に異なりますので、大まかに慣らした平均値です。

TE270とTE200はほぼ予想通り。洗濯後を考えるとこれぐらいがベストでしょう。
AD200サテン生地は今回初の試みです。100g/屬鮴擇襯汽謄鸚乎呂呂曚箸鵑匹覆い里1反だけ入れてみました。通気度は国産生地なみですね。この生地はサテンにもかかわらず、打込みが縦横245/240とほぼスクエアに織られているので、安定していると思われます。

オリジナルのS9100は3回目のロットで、指示通り3.5cc/sになっていました。

 
国産綿100%生地の通気度は1.3〜1.5cc/sがほとんどで、ポリエステル混になると1.0cc/s未満(0.7〜0.8ぐらい)のものがほとんどです。
通気度が悪いと、空気の循環が損なわれて、蒸れの原因になります。 
 

ドイツから新しい羽毛生地が届きました

ドイツから新しい羽毛布団の生地が届きました。
これからの定番生地となります。いずれも綿100%
最も最軽量はTE270で69g/屐 ̄毛布団の側で600gしかありません。
その次のTE200は75g/屬如‖675g
今回はサテン生地AD200も加わりました。95g/屬蚤760g

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これだけの軽量生地は日本ではできません。日本で作るとポリエステル100%かポリエステル混になり、通気性が非常に悪くなります。(現在綿100%の国産最軽量生地は当店オリジナルS9100で85g/屐‖715gです)

一般的に出回っている超長綿60サテンは側が1100g、80サテンでも950gぐらいですから、今回の生地の軽さが判ります。

生地が軽いと羽毛を押さえつけないために、空気を含み羽毛の量も少なくてすみますし、通気性がいいので蒸れにくく乾きも早くなります。温湿度調節が抜群ですね。
 

おすすめ羽毛布団 限定K91-KWG93 410(実質420)ダウンパワー

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上級睡眠健康指導士 沢田昌宏がおすすめする快眠のための寝具です

限定お買得品 超軽量生地を使ったリーズナブル高品質羽毛ふとん

実質ダウンパワー420強の高品質グースを、国内最軽量の綿バティスト生地を使い、軽く仕上げた高品質の羽毛掛布団です

1.ロイヤルゴールドラベルクラスの実質420dp以上ある中国・吉林省産ホワイトグースを使っている

2.1回洗って音を減らした、国産最軽量羽毛生地を使っている

この2つの素材は、羽毛布団の良さを最大限に生かすものです。できるだけ高い性能を、リーズナブルプライスで目指すために、こだわり素材を選びました。

ホワイトグース ダウン93% 410ダウンパワー 中国・吉林省

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 実は420ダウンパワー以上ある、質の高いグースダウン

中国産?というと、高品質のイメージよりは安かろう悪かろう・・・ でも探せば良いものがあるんです。

大きな国ですから。今回は極寒の吉林省。実は店主の娘(四女)が長春に1年間留学していたので、なじみがあります。 ここで飼育されるグースはハンガリーを原産とするホルトバージ種でコストパフォーマンスの高い羽毛が得られます。

実際輸入時の表示は410ダウンパワーですが、実際に測定してみると429ダウンパワー。ダウン率はあまり気にしませんが、95%を楽にクリアしています。通常、中国のグースダウンは10〜15%のダックダウンが必ず混入しているといわれていますが、これはグースダウン100%とかなり優秀です。

天然素材なのでロットによってバラツキが当然でます。420行かない場合もありますので410表示ですが、今回のロットはかなり優秀です。   kwg93-2  

国産最軽量の羽毛生地K9100を軽く前洗いしました

インドハイブリッド超長綿マハール100番手単糸を平織したこの生地は国産最軽量の85g/屬任后実は私どものオリジナルS9100の一般市販用生地です。経糸180/緯糸170とほぼスクエアに織られているので、洗っても安定しています。

従来、国産用の羽毛布団生地はほとんどがサテン生地(朱子織)でした。日本では羽毛吹き出しを防ぐダウンプルーフ加工を強くかけてしまうので、平織ではガサガサになってしまうからです。しかしながらヨーロッパでは平織が当たり前。丸洗いのことを考えると織り方が安定していて、軽くできる平織の方がベストです。

しかしながら、オリジナルはダウンプルーフを控えめに、ソフト加工を2回、さらに椿油加工をしていますが、一般市販品は通気度を2佞僕泙┐討い襪燭瓠▲據璽僉璽離ぅ困箸い錣譴襯サカサ音が気になってしまいます。 今回、あるメーカーさんが生地を処分するということでシングル18枚限定でお値打ちに手に入れました。カサカサするので、羽毛布団に仕上げる前に側の段階で1度水洗いをすることにしました。これにより、風合いがかなりやわらかくなりました。(メーカースペックでは1度洗いの後の通気度は2.2CC) S9100-1

こちらはS9100の生地

 

通常の厚さ 変形5×5キルト 1050g 総重量1770g!

保温力の目安は●●●●○
変形5×5キルト    down45
変形5×5キルト         一般的な4×5キルト
最も一般的に販売される厚さですが、市販品の多くは右側の4×5キルトです。このキルティングだと体の中央部に縫い目が来るので保温性に難点があります。 そこで、両サイドに1/2サイズのマス目を作り、体のフィット性と保温性を高めた眠りのプロショップSawadaのオリジナルキルトが変形5×5キルトです。(7僖泪舛猟名鑪体キルトです)

側の重量が720g 羽毛が1050g 総重量で1770gしかありませんが、仕上がりはふっくら仕上がります。(一般的な60サテンの羽毛布団の場合総重量は2350g程度になることが多い)

通常価格は 側34,560円+羽毛64,800円×1.05=102,600円ですが、

シングルのみ数量限定特別価格 89,900円(税込)

ご希望の方は メールでinfo3@sleep-natura.jp まで。楽天等での取り扱いはありません。  

手作りで心を込めて仕上げます

当店の最大の特徴は、サイクロン方式でゴミをさらに少なくする充填機を店頭に持っていますので、お客様の要望に合わせて1枚1枚丁寧にお仕立てしています。ですから、中の羽毛の質や側生地の特性などを知り尽くしているのです。 downfact2 downfilling

限定品につき、特注サイズ等はできません。羽毛の増減はできますので、お問い合わせください。

お問合せメール info3@sleep-natura.jp

羽毛布団 側生地と中身の質と充填量でこう違う

羽毛布団の良しあしを語るときに、しばしばダウンパワーなどの羽毛の質の良さをいうことが多い。
もちろん、これは最も重要なことなのだが、生地と羽毛の充填量については、あまり語られることが少ない。

まず、次の 2点の画像をご覧いただきたい

 S91-V55P-HSV95-460DP
この羽毛布団は 側生地は当店オリジナル100番手平織S9100(85g/屐…無づ3.2奸法|罎留毛はハンガリーシルバーグース ダウン95% ダウンパワーは460dpでプレミアムゴールドラベル(440dp以上)相当
総重量は1,630g程度

W88-V55-FPD90A-400DP

一方こちらは 側生地が80番手サテンWS8800(114g/屐…無づ1.7奸砲如 ̄毛はフランスピレネーホワイトダック ダウン90%でダウンパワー400dpのロイヤルゴールドラベル(400dp)相当
総重量は2,080g

これだけだと、パワーのある羽毛を軽い生地に入れると、これだけ嵩が多くでますよ、という説明になるが、実は羽毛の充填量が違う。上は900gで下は1150g つまり下は上の2割以上羽毛の量を入れているにもかかわらず、嵩の出方にこれだけ差がでてしまうのである。

つまりこれは、羽毛布団の中を見ると空気の量が上と下では大きく違うことだ。下の羽毛ふとんは決して悪くない。生地は超長綿スーピマの80サテンで、羽毛も通常では上級クラスのロイヤルゴールドラベル相当の400dpである。世間的に見ても十分良いはずの羽毛だが、本当に軽くていい生地と良い中身を入れるとこれだけ差があるということだ。

もちろん、嵩があればあるほど良いという訳ではない。太平洋側都市部のマンションだと暖かすぎるだろう。700〜750gぐらいで十分かもしれない。

大切なことは、空気を多く含み、しかも通気性の良い生地を使うことによって、より快適な睡眠環境が得られるということである。

 

ダックダウン(アヒルの羽毛)は臭いやすい

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ホワイトダックダウン90%

ご高齢のお客様から羽毛布団のリフォームのご注文をいただいた。
おばあちゃんなので、ベッドに眠るときに通常のシングルサイズ(150×210cm)では大きすぎるため、ジュニアサイズ135×185cmへ作り替えて欲しいとのご要望である。

このお客様に限らず、介護ベッドなどをお使いいただいている場合、ベッドの巾は83cmもしくは91cmで柵があるために、通常の巾の羽毛布団、それも嵩高いものは使いにくいというお話がある。
そこで、背が150cm以下ならば135×185cmぐらいが使いやすいといえる。背が高い場合は135×200cmでお仕立てもできる。

さて、今回は手持ちの新品の羽毛布団を新しい側に入れ替えて、とのご要望だったが、実物をお預りしてみると羽毛の臭いがする。東京西川にしては珍しいと思ったが、臭いが気になるので、やはりちゃんと洗ってゴミ取りもして入れ直そうということになった。

残念ながらダックダウンで、特に中国や台湾で洗浄した羽毛は臭う物が少なくない。もともとダックはグースに比べると油脂分が多いので、臭いやすい傾向にある。低コストで提供される羽毛は、当然のことながら洗浄が十分でないものも多いので、臭いがでるのは当然と云えば当然か・・・

以前に量販店でお求めになったというウォッシャブルの羽毛肌ふとんが何回洗っても、いや、洗うほど臭いが強くなったと云うから、洗浄が不十分で、羽枝の付け根に汚れがこびりついたままだったのだろう。

もっとも、中国や台湾洗浄が全て悪いというわけではないが、コストを抑えるために洗浄工程を短縮するなどの手間をはぶいているのだろう。

実はヨーロッパ洗浄の羽毛も日本洗浄に比べるとちょっと甘い。しかも硬水で洗浄するのでその傾向が強いといえる。
私どもが仕入れている河田フェザーさんは、鈴鹿山系の超軟水で洗浄しているので、洗浄力が強い。
このあたりも、仕上げには大きく関わってくるといえよう。


羽毛布団のリフォームと丸洗いについての注意点

羽毛工房全景ワイド

羽毛布団のメンテナンスには、リフォームと丸洗いの2種類がある。
一般的には3〜5年に一度丸洗いを行い、10〜12年に一度リフォームを行っていただくのがベスト。全く洗わないと汚れがこびりついて落ちなくなるので、定期的な丸洗いは必要だ。

ところが、この丸洗い。長年の使用で中の羽毛が壊れてできた羽毛のゴミを取り除けるわけではない。
それと、表生地にはダウンプルーフという吹き止め加工がしているので、実際に自分で洗うとわかるが、水の浸透が悪く、側生地の汚れはともかく、中の羽毛については十分に洗えるのかというと、ちょっと難しい。それでも、洗わないよりは、ずいぶんマシなのだが・・・。

さて、羽毛布団のリフォームの場合は、ちゃんと洗えるのかというと必ずしもそうではない。
ホームページにも述べているが、幾通りかの方法がある。

まず論外なのは、スチーム洗浄というやつで、スチームだけで洗ったことにするらしい。某テレビ通販で行われているのがこれだが、気休めでしかない。

羽毛工房
これは1988年に導入した、最初のリフレッシュマシンなのだけど、これがスチーム洗浄だった。昔のお客様には大変申し訳ないのだけど、正直汚れ落としっていうほどのものはない。スチームを噴霧jしてゴミ取りをするだけだから。

それで、途中から最初の羽毛布団をお預りした段階で丸洗いをして、それからスチームをするようにしたら、かなりましになった。

この羽毛布団の状態で丸洗いして、ゴミ取りをするリフォームも多い。
一般的に量をこなすタイプはこれがほとんどだ。というのも、何枚かまとめて丸洗いすることができるので、効率的なのである。

ところが・・・上記で述べたように、これではきれいに洗うことはできない。羽毛の側は水の浸透が悪く、当然羽毛の隅々まで水流が行き届くなんてあり得ないからだ。

一番しっかりきれいになるのが、プレミアムダウンウォッシュと呼ばれる、私どもが行っている方法だ。
ドイツLORCH社の洗浄機で羽毛を直洗いするから、羽毛の汚れの取れ方が全く違う。
自社で全て行うので、一般的な工場で行う羽毛リフォームの工程より1.5倍以上の時間を掛けて、ホコリやゴミを可能な限り取り除くようにしているのである。

10年、あるいはそれ以上に一度のリフォーム−仕立て直しであるから、できるだけちゃんとした仕立て直しをおすすめしたい。

特に最近こだわっているのは生地。
基本的に国産仕上げ生地(もしくはヨーロッパ直輸入)+国内縫製にしている。
多くのリフォームは側生地が中国製だが、現地の状況を聞くと、環境負荷面で問題がかなりあるようだ。
もちろん、全てではないだろうが、実際に確認がとれないため中国プリント生地は扱いを中止した。

ついでに、通気性の悪いポリエステル混生地は使わない
リフォームされる羽毛布団のほとんどが綿100%である。せっかくお金を掛けて、使い心地を落とすことはできないからである。
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羽毛ふとんリフォーム専用の新しい側が仕上がり

羽毛ふとんの新品を作る側と、リフォームに使う側は基本的には同じでいいのだが、今シーズンはリフォーム専用の側を用意することにした。
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 SE100と呼ばれるこの羽毛生地は、もちろん国産の綿100%
超長綿である新疆綿を使用した軽量の生地だ。100番手単糸のツイル織で重量は98g/屐通気度は1.78ccで洗濯後2.6ccというから、丸洗いにも対応している。昨年まで継続してきたS5900に近い生地だ。

なぜ今年からそうなったのかというと、昨年末から投入した眠りのプロショップSawadaオリジナル生地S9100は85g/屬箸気蕕坊變未覆里世、通気度が3.2ccもある。羽毛の良さを活かすために、ぎりぎりまで通気度を上げているのだ(国内の規格だと平織は3.5ccまで)。その反面、ファイバー(羽毛ゴミ)が多い羽毛だと羽毛ゴミが生地から吹き出てくる可能性がある。
新品の場合は、チェックした羽毛を入れるので問題ないのだが、リフォームの場合は羽毛の質をコントロールできないので、安全を取って通気度を少し抑えめにした側生地にしたということだ。

この側生地の仕上がりを待っていたリフォームのご注文があって、早速仕上げてみたが、ツイル織りの柔らかさがでて、まずまずの仕上がりだ。



 

冬の羽毛布団加工の悩み

私の店ではドイツのカウフマン社、日本の河田フェザーというトップクオリティのメーカーより羽毛の仕入れを行っている。
河田フェザーさんの場合、羽毛原料の重量は水分率12.5%で計算される・・・ということは冬は乾燥して水分率が低くなるので、12.5%の換算で10.0圓鮖兎れたとしても、実際は9.9圓靴ない、ということも多い。

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ただ、羽毛布団を作る際には、面倒な水分率換算はできない(充填する際の水分率を図るというのは現実的ではないので)冬は夏よりほんの気持ちだけ多く充填されることになる。(といっても、計量器の誤差の範囲以内だ)

ただ冬の問題は、静電気である。乾燥しているので静電気が起きやすい。
羽毛の計量槽はしばしば、羽毛が静電気でへばりついてしまう。
しかも、これはダックダウンに多い・・・というか、未成熟ダウンやスモールフェザー、ファイバーが多いダウンに顕著である。
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これは400ダウンパワーのフランス・ピレネー産ミュラー種のダックダウンだ。ダックでありながら400dpあるので、粒の大きいダウンが多いのだが、その一方で小さな未成熟ダウンやファイバーも多い。違う羽毛を入れる場合は、一旦掃除をするのだが、一晩おいて静電気の影響がなくなった状態ですることになる。

これが440〜450dpクラスの長期飼育のグースダウンだと、一時こうなっても、しばらくするときれいに剝がれてしまう。これはダウンボールの大きさが多く、粒よりなために、未成熟ダウンやファイバーが少ないからだ。

こんなところにも、羽毛の品質の違いが出てくるし、実際作るとなればゴミの少ないダウンで作った方が、布団からでるホコリも少なくなるのだ。





 
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