Natural Sleep 自然な眠りの部屋 〜 快眠日記

快適睡眠を考え、その実現のための寝具を提案しサポートするショップです。 良質な天然素材を使い、ヒトが本来持っている自然な眠りを実現をめざして、オリジナル寝具の開発や睡眠の研究に取組んでいる「眠りのプロショップSawada」の店主の取り組みや最新情報を紹介します。 手作りでお届けするオーダー羽毛ふとん、オーダー枕、マットレスやベッドなど、快適で安全に眠るための商品情報も提供しています。

蒸し暑い日本の夏には、やっぱり近江ちぢみ

地元の伝統文化である長浜曳山祭
昨年末のユネスコ無形文化遺産登録記念に東京公演が行なわれました。さらに浅草神社で浅草こども歌舞伎との競演です。
長浜曳山祭のFacebookページをどうぞ

九州では豪雨、梅雨も開けていませんが、7/9の浅草寺はほおづき市もあって大変な賑わいで、温度も35℃と酷暑でした。自宅へ帰ってくるとバテバテです。

あまりに暑いので、リネンカバーと羽毛肌、リネンシーツを外して、近江ちぢみの本麻クール掛ふとん本麻クール敷パッドを出してきました。
40近江縮み敷きパッドイメージ4

リネン麻に比べても涼感がより一段アップします。
蒸し暑い夏には、昔から使われてきた素材の良さがはっきりとでますね。




夏の眠りを改善するには(2)

前稿「夏の眠りを改善するには(1)」では温度の放出を促し、熱のこもりを少なくすることが入眠につながることを述べた。

もう一つの要素 2.むし暑いから眠れない を考えてみよう
快適な睡眠環境が温度33℃湿度50%として、体表面温度は32℃ちょっとだから33℃というのは結局、体温が奪われない体表面温度とほぼ同じということになる。つまり、どの季節でも明け方の寝床内は33℃になっているということだ。だから、冬は10℃以下の室温のところに出るのがおっくうになる。

さて、温度が33℃として湿度が高くなると不快指数が非常に高くなる。
33℃で 湿度80%だと不快指数が高く寝にくい。33℃50%は日本睡眠環境学会で示されたものだが、これは発汗が最も多い背中の部分を指している。日本の夏が暑いのは、温度より湿気であるから、発汗で生じた湿気をいかに素早く吸い、素早く放出するかが大きなポイントとなる。

私の結論はこうだ。
まず、体のすぐ下にオール麻でできた敷パッドを敷く。麻は吸湿性が高く、熱伝導性が良いので熱のこもりも少ない。

40近江縮み敷きパッドイメージ4

麻でもちぢみのようにしぼがある方が空気の層が増えて効果的だ。
さらにその下に、空気層を作るためにハニカムシートを敷く

ハニカム敷2

その下は敷布団、ベッドパッドだ。ハニカムシートのように空気層を作ることで、汗の放出が素早く行われ、同時時に気化熱を奪って温度が下がる。
その下にウールのベッドパッド、さらにブレスエアーのような中空構造のマットレスを組み合わせると、さらに空気のベンチレーションが向上する。ファンで風を送って涼しくするタイプのものがあるが、確かに有効だ。

吸湿発汗というと、エアリズムのような素材が良いのではないか、と考える人もある。ただ、このような素材は皮膚近辺の湿気を外側へ急速に送り出し、外側の空気の流れに発散させることによって快適性を実現しているので、寝具でいうと下側に空気の流れが確保できないと難しいように思われる。この辺りは、もしかしたら解決できるのかもしれないが、エアリズムの肌触りがいかにも人工的で私は好きではない。できれば、自然素材で実現した方がヒトにとっては自然ではないかと考える。

大切なのはできるだけ昼間のうちに乾燥させておくこと。そのままだと、湿気を含んだままになりやすいからだ。




 

夏の究極の敷 近江ちぢみの本麻クール敷パッド

梅雨に入り、湿気が増えてきた。
寝苦しい夏の夜を寝具の面から見ると、2つの要素が見えてくる。

一つは、熱をいかに素早く逃がすか である。
快適な寝床内の温湿度は 温度33℃湿度50%である。ところが夏になると、気温と身体の温度差が少なくなる。ヒトの身体は36〜37℃の深部体温で温められるから、体表面の熱を素早く逃がすことが必要だ。
麻は熱伝導率が良く、熱のこもりが少ない素材である。それゆえ日本では昔から使われてきた。

熱を逃がすだけなら、ジェルのようなものもありかもしれない。しかしもう一つの要素は湿度をいかに少なくするかである。日本の夏が寝苦しいのは温度よりも、湿度の問題の方が大きい。

冬よりは2~3倍多い発汗を素早く吸って、素早く放出することにより 湿度は下がるし、放出の際に気化熱を奪うので温度をさげることもできる。
麻は吸湿発散性にもすぐれているわけだ。

この麻のなかでも、夏にピカイチなのが近江ちぢみと呼ばれる滋賀県の地場産本麻生地である。生地に多くのしぼがあるために皮膚への接地面積が少なく、ぎざぎざになっているので、汗の放出も早い。

この近江ちぢみの本麻生地を使ったのが眠りのプロショップオリジナルの本麻クール敷パッドである。

40近江縮み敷きパッドイメージ4

表は近江ちぢみの本麻、これは当店オリジナルで織っていただいた一品。中わたも麻100%で、しかも一般品より厚手(300g/平米)で仕上げている。
裏面は平織りのこれも麻100%で好みに合わせて裏面も使えるのだ。

いままでに麻の敷パッドを色々企画してきたが、これが一番だろうと思う。
サイズも105×210僂判未砲眤弍して大きめに作っている。

通販はこちら

 

マットレスの上に即シーツというこまった問題

本日枕を見にお越しいただいたお客様とお話していると、マットレスの上にベッドパッドを載せずに即シーツで使っていらっしゃるとのこと。こういう方は結構多い。
もっとも、昨今市場に出回っている有名どころのマットレスでも、即シーツで寝てくださいという説明だから致し方ないかもしれない。

「ベッドパッドが要りますよ」というと、スーパーで売っているような汗取りパッドでいいんでしょ、という方も少なくない。残念ながら、汗とりパッドといっても、中綿はほとんどが吸湿性のないポリエステルだから、一晩200〜400ccの発汗をコントロールすることはできない。

しかも入眠後30〜45分、最初の深いノンレム睡眠の際に最も発汗が多い。概ねノンレム睡眠の深さに比例して汗をかくといってもいいかもしれない。

正しい眠りのリズム

快適な睡眠環境は温度33℃湿度50%だから、特に睡眠の初期段階で、汗を素早く吸って発散するメカニズムが必要だ。その意味で布団としての機能をもったベッドパッドが必要なのである。

ブレスエアーやエアウィーヴなどの、中に空気を多く含む素材は理屈上は無くても良いのだが、実際にはちゃんとしたベッドパッドを使った方が快適に眠れる。

ベッドパッドのおすすめは、ドイツ・ビラベック社のウールパッドがピカイチ。説明すると長くなるが、最も自然に近い状態の良質なウールに、通気性が抜群のトリコットニットの生地を使っているので、ほとんど蒸れがない。湿気を良く調節してくれるので、ドイツではロイマリンド(リューマチに効く)ウールと呼ばれる。どうのこうのと薀蓄を語るより、実際に使ってみるとその気持ちよさがはっきりと実感できる。

この最終兵器ともいえるビラベックの羊毛敷布団やパッドの片面に、リトアニア・シウラス社で織ったリネン麻の生地を用いた私の店だけのスペシャルバージョンを用意している。ヨーロッパに比べ、暑く湿度の高い日本では熱のこもりがでるケースがあって、夏には熱伝導の良い麻面を使うことで、爽やかに眠ることができるのだ。

「夏は要らないんでしょ」と思われるが、夏は冬の2~3倍の発汗がある。ちゃんと汗を吸うしくみは必要なのだ。
ゼイタクを言えば、麻面を上に使った上で、さらに麻のシーツ、もしくは麻の敷パッドを使うと、さらに効果的だ。汗の発散が早くなると、気化熱を奪うので余計に快適となる。

マットレスの上にはウールのベッドパッドを。汗をダイレクトにマットレスに吸わせないようにすることも、マットレスの耐久性を上げる意味では重要なのである。
 

涼しい本麻敷パッド 新登場!

ここ数日蒸し暑い夜が続いていますね。夏をさわやかに過ごすのなら、やっぱり麻です。

というわけで、先月にオーダーしていたオリジナルの本麻敷パッドがようやく仕上がってまいりました。
コンセプトは 生地もわたも本麻+丸洗いOK。これの前身は昨年に作った麻混の敷パッドでした。たまたま麻50%綿50%の生地が安く手に入り、これをもとに麻わた0.6kgを入れて仕上げたのです。生地が細番手で麻らしくないので、どうかな、とも思ったのですが、一旦洗いをかけるとなかなかの寝心地で、さわやかに眠れました。

今年はどうしようかな?と思っているとカバーに使える40番手のリネン麻の生地が50mだけ値打ちにあるとのこと、そこでこれを加工してみました。麻わたは昨年モデル同様0.6kgですが、キルティングは昨年が10cmだったのを、洗うときの麻わたの寄りを少なくするために、加工賃は上がりますが5cmピッチで仕上げ、四隅にゴムをつけて敷ふとんにかけやすいようにしました。

さっそくサンプルとして使ってみました。昨年のよりは麻100%になった分、さらに涼しい感じです。ただ新品の段階では、生地がもう少し硬い感じ。使い込んだり洗ったりするともう少しソフトなリネンらしい風合いになっていくものと思います。それまではパシーマの敷タイプであるサニセーフを使っていました。サニセーフの方は夏ちょっと熱がこもる感じがありますが、この本麻敷パッドはさすがに麻だけあって涼感が抜群です。

価格はオリジナル製造直売ということで15,750円と押さえました。純国産の本麻パッドは通常25,000円〜30,000円ぐらいで販売されていますので、リネン100%ということを考えれば、かなりお値打ちかと思います。(実際、この話をあるメーカーさんにしたら、安すぎるといわれましたが)

サイズはシングルサイズ100×205cmのみで、色はリネンの生成であるベージュ。予約分やサンプル分を除いた残りの枚数は18枚限定となります。お早い目に。

昨年の麻混バージョンが5枚ほど残っていますので、こちらは11,550円へと値下げいたします。肌さわりはこちらの方がいいでしょうね。

麻のお話

ここ2〜3日、ずいぶんと暖かいというか暑い日が続いています。

日本の夏は暑いので寝苦しく、ヒヤッとしたものに話題が集まっています。4月の展示会でも「夏涼しいですよ」というジェルシートが展示されていましたが、実際これでは冷えすぎます。

快適な寝床内環境は温度33℃で湿度50%といわれますから、温度を下げるより湿度を下げる方法を考えた方が気持ちよく眠れるわけですね。ということで、ガーゼに脱脂綿を組み合わせたパシーマ・ガーゼケットなんかが良いわけです。ただ、パシーマも掛は良いものの、敷(サニセーフ)はちょっと熱がこもって暑く感じることがあります。

このように皮膚との接触面で熱のこもりがあると、暑くうっとおしく感じます。そこでおすすめなのが麻というわけですね。麻は熱伝導が良いので、熱を逃がすためにさらっと気持ちよく眠れるのです。だから昔から日本の夏は麻が使われてきました。

今年のおすすめは
麻わた100%のふとん+手絞りの麻100%のカバー で合計29,800円
麻の五重織ガーゼケット 15,750円
麻の6重敷パッド 5985円
がおすすめですね

それとヨーロッパリネンを湿式紡績糸にして織り上げた近江の国産麻生地を使ったシーツとピロケースをオリジナルで作りました。

シーツが 148×250僉,如8,400円
ピロケースは 43×90僉,如2,200円
セットだと 8,800円とお買い得です。

しっかりとして、ソフトなリネンの麻生地です。湿式紡績糸なのでケバも出にくいのが特徴です。10枚限定ですが、おすすめ。

国産生地の最高峰は小千谷縮ですが、これは高くて掛ふとんカバーが50,400円、シーツは29,400円します。

暑さをしのぐ麻〜夏バテしないために

8e2854af.JPG昨日ぐらいからやたらに暑い+雨も降るのでなお蒸し暑い

ホームページに快適な寝床内気候(本当は東洋紡の登録商標です)は温度が33度で湿度が50%であると述べている。温度はヒトの表面温度とほぼ一致するので、問題は湿度である。日本は高温多湿なので、湿度が上がると確実に不快指数は増大する。

特に最近の住宅は気密度が高いので、湿気の抜けが悪い。いきおいエアコンとなるのだが、過度の使用は体にとっていいものではない。適度に汗をかくことも必要だからである。

そんな日本で古来から使われてきたのが麻だ。麻は熱伝導率が高いために、接触冷感があり熱をこもらせないのである。吸湿性にも優れているから、夏にはもってこいの素材だ。生地も中わたも麻のふとんを使うと実に気持ちが良い。麻のわたに、麻のカバーにするのがベストだろう。

もっとも麻の定義は広く、日本で一般的なシャリ感のある素材は苧麻(ラミー)であるが、ヨーロッパで多く使われ、シーツの代名詞ともなっているリネンは亜麻である。他にも大麻(ヘンプ)はエコロジーということで人気を集めている。

近江の麻といえば湖東地域で織られる伝統的な織物で、ちぢみと呼ばれるシャリ感のあるしぼが特徴だ。かつては夏は近江縮みのふとんと決まっていたが(もっとも中わたは綿わたがほとんどだった)、最近は機屋さんも減ってきているのが残念。

今年の麻ふとんのおすすめは2つ
1.近江の麻わたに、絞り染めの本麻カバーをセットにしたもの
2.宮崎登志雄氏の麻の手染め(草木や柿渋、絞り)生地に麻わたで仕立てたもの

最近は中国製もあって値段は安いのだが、使い心地からいえば国産の麻わたのほうが優れている。

この夏は麻で心地よく眠られてはいかがだろうか?
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